杉浦千里の博物画、複製原画が販売開始へ
不世出の博物画家として知られる杉浦千里の作品が、ついに複製原画として市場に登場します。この販売は、2024年9月2日から始まるもので、株式会社玄光社が手掛けます。今回の複製原画は、彼がライフワークとして取り組んできた甲殻類をモチーフにした作品群の中でも、特に評価の高いカニに焦点を当てています。
複製原画の内容
今回販売されるのは、3点のカニに関する作品です。具体的には、「トラフカラッパ」、「タイワンガザミ」、「シマイシガニ」の3作品が含まれています。すべての作品は額装されており、購入者はすぐに美しい状態で飾ることができます。各作品のシートサイズや額の寸法は、以下の通りです。
- シートサイズ: 長辺240mm × 短辺190mm
- 額装サイズ: 長辺395mm × 短辺305mm
- 価格: 88,000円(税込) 限定50部
- シートサイズ: 長辺240mm × 短辺190mm
- 額装サイズ: 長辺395mm × 短辺305mm
- 価格: 88,000円(税込) 限定50部
- シートサイズ: 長辺380mm × 短辺258mm
- 額装サイズ: 長辺435mm × 短辺365mm
- 価格: 143,000円(税込) 限定50部
これらの作品は、杉浦千里が自身でカニを採集し、詳細に記録した上で描いたもので、彼の独自の技法と情熱が見受けられます。その精緻なタッチは、目を見張るものがあり、多くのファンを魅了してきました。
繊細さと価値
杉浦千里の作品はその精緻さから、研究者や愛好者たちに高く評価されています。彼は、実物を観察して得た知識を基に、毎回非常に詳細な描写を行い、その結果は見る者を魅了します。また、杉浦が生前に販売した作品はわずかだったため、今回の複製原画は彼の作品を手に入れるまたとない機会です。
署名付きの特別なアイテム
複製原画は、著作権を継承するご遺族の直筆サインが加えられ、エディションナンバーも記載されています。さらに、証明書も同封されるため、コレクターにとっては非常に価値の高いアイテムとなるでしょう。
購入方法
販売は雑誌『イラストレーション』の公式オンラインショップで行われます。受注販売は、2024年9月2日から9月17日までの期間限定で、先着順となっています。興味のある方は、公式ウェブサイトでの確認をお忘れなく。
イラストレーション公式オンラインショップ
著者について
杉浦千里は1962年に生まれ、甲殻類に特化した博物画をライフワークとしていました。彼の作品は、人々に生物の美しさを伝えることを目的としており、科学雑誌や図鑑に多くの作品を提供してきました。2001年に他界するまで、彼の描く細密画は多くの支持を得ていました。
この機会にぜひ、杉浦千里の博物画の魅力をお楽しみください。