中高生の非認知能力を育む新教材
株式会社FCEが新たに発表した「第1の習慣×セルフコーチングby7つの習慣J®」は、2025年4月1日から中高生向けに提供される新しい教材です。この教材は、生徒の非認知能力を育むことを目的としており、私立・公立の中学校および高校での使用が予定されています。
このプログラムは先行して導入した6校での実証授業において、受講生の84.8%が自身の行動の変化を実感していると回答しており、高い評価を得ています。
プログラムの特徴
「第1の習慣×セルフコーチング」では、「主体性」の育成に特化した全7コマのカリキュラムが用意されています。具体的な内容は以下の通りです。
1.
対話とは - 質問する力を学ぶ。
2.
主体性とは - 自ら行動を選択する力を育む。
3.
セルフコーチング - 自己対話スキルを磨く。
4.
自覚 - 事実と物語を分け、事実をもとに行動を選択。
5.
想像 - 目標達成の状況を想像し、やる気を引き出す。
6.
良心 - 自分の価値観に基づいて選択できる能力を育成。
7.
意思 - 最後までやり遂げる力を養う。
このプログラムは、従来の座学に代わるアクティブラーニング型の授業形式を採用しています。動画学習とグループワークの組み合わせにより、生徒たちは自ら考え、意見を共有し、行動を選ぶことができる機会を得られます。
実証成果と生徒の反応
実証授業では、仙台育英学園や啓新高等学校など複数の学校で行われました。受講後1ヶ月のアンケートによれば、学習前後で行動変化を感じた生徒が84.8%に達しています。生徒たちからは以下のような声が寄せられています。
- - 「周囲の人の価値観を聴き、新たな考え方を学びました」
- - 「主体的な反応を選ぶことができた」
- - 「事実に基づいて次の行動を選べるようになった」
これらの反応は、プログラムの効果を証明するものとなっています。
プロスポーツチームでも導入
さらに、このプログラムはプロスポーツチームでも取り入れられており、川崎フロンターレや東京ヤクルトスワローズなどが実施しています。アスリートたちも自己管理やコミュニケーションスキルを向上させるために活用しています。
教育現場で求められる非認知能力
教育現場では、AI技術の進化やグローバル化に対応するため、認知能力に加え非認知能力の育成が求められています。OECDもこの重要性を指摘しており、プログラムはその流れに沿って開発されました。非認知能力は評価が難しく、育成が課題とされてきましたが、「7つの習慣J®」に基づく本プログラムはその解決策となるでしょう。
また、導入を希望する学校に向けては、無料トライアルプログラムも用意しており、実際の授業を体験できる機会を提供しています。詳細な情報は公式ウェブサイトで確認できます。
この新しい教材によって、多くの中高生が主体性や自己対話力を育む期待が高まっています。教育の現場に新たな風を吹き込むこのプログラムが、未来の人材育成に寄与することを願います。