350年の歴史を誇る鍋島焼の魅力と秋まつり
佐賀県伊万里市の大川内山。ここは、日本の伝統的な陶磁器、鍋島焼が生まれた場所です。今年、鍋島焼は開窯350周年を迎えます。この特別な年を記念して、2025年11月1日から11月5日まで、
鍋島藩窯 秋まつりが開催されることが決まりました。
魅力溢れるイベントが目白押し
「鍋島藩窯 秋まつり」では、伝統的な行事が行われるほか、これまでの歴史を振り返るシンポジウムや、伊万里・有田焼伝統産業会館のリニューアルオープンも行われます。さらには、町歩きツアーや特別な作品の展示販売、地元飲食店の出店も予定されており、訪れる皆様に楽しんでいただける内容となっています。
特に注目されているのが、芸術作品としての鍋島焼の魅力を再発見できるイベントです。350周年を機に、秋の美しい風景の中で、鍋島焼の伝統技術に触れることができる貴重な機会です。歴史的な背景や職人の製作工程に触れることができ、それぞれの窯元の話を聞くことで、鍋島焼の奥深さを知ることができます。
目玉イベントその1:筆供養
伝統的な行事である「筆供養」は、毎年11月4日に行われ、一年間使用した筆に感謝の意を表します。歴史ある行事でもあり、使い古された筆を供養することで、絵付けに携わる職人たちの心がこもった行事です。参加者は、特別な浄火の中に筆を投じ、感謝の意を示します。
目玉イベントその2:町歩きツアー
また、11月2日と3日の13:30からは「鍋島焼 350周年町歩きツアー」が開催されます。このツアーでは、鍋島焼の伝統技法を学びながら、3つの異なる窯元を訪れ、製作過程を見学することができます。参加者には職人から直接話を聞くことができ、鍋島焼の素晴らしさを実感できる貴重な体験となることでしょう。
鍋島焼文化の未来を語るシンポジウム
そして、同じく11月1日には「鍋島焼文化 未来への継承」をテーマにしたシンポジウムが行われ、著名な講師の話を通じて、鍋島焼の魅力をさらに深く知ることができます。未来を見据えた取り組みや、文化の継承に向けた議論が展開される予定です。これにより、参加者自身も鍋島焼の次世代を担う一員として感じることができるでしょう。
地元の魅力が詰まった出店も
さらに、地元の飲食店や店舗も多数出店予定で、来場者は佐賀の特産品や地域の美味しい料理を楽しむことができます。美しい紅葉が彩る大川内山の風景と共に、味覚でも鍋島焼の山に浸ることができます。
まとめ:伝えたい鍋島焼の魅力
この「鍋島藩窯 秋まつり」は、単なる陶磁器の展示イベントではなく、歴史的背景、文化、技術を体験できる大規模な催しです。鍋島焼に触れ、その魅力を学ぶとともに、秋の豊かな自然の中での素敵な体験を通じて、参加者全員が心に残る思い出を持ち帰ることができることでしょう。
開催概要
- - 期間: 11月1日(土)~11月5日(水)9:00-17:00
- - 場所: 大川内山(佐賀県伊万里市大川内町 1806)
- - 主催: 伊万里鍋島焼協同組合
- - 問い合わせ: 電話0955-23-7293、メール[email protected]
みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げております。