業界初の“貿易版CRM”「貿易クラウド」が中小企業の輸出を支援
株式会社STANDAGE(東京都港区)は、中小企業向けの輸出支援サービス「デジトラッド」に、新たに「貿易クラウド」を提供開始しました。
「貿易クラウド」は、クラウド上で貿易における販路開拓や受発注の進捗管理が可能なシステムです。従来、貿易業務には専門知識や企業・個人のコネクション、経験値が必要で、膨大なやりとりや情報管理、価格を含む数値の管理といった煩雑な業務が発生していました。
しかし、「貿易クラウド」は、セールスやマーケティング領域で広く活用されるCRMのように、貿易における販路開拓状況の見える化と全プロセスの一元管理をクラウド上で実現します。
貿易業務の効率化とDX化を推進
「貿易クラウド」は、以下の機能により、貿易業務の効率化とDX化を推進します。
プロジェクト管理: 販路開拓業務をプロジェクト単位で管理し、ガントチャートを用いたタスクの進捗共有が可能。
ドキュメント管理: 貿易に関する書類を一か所にまとめ、アップロードや整理を行うことができます。
買い手候補とのマッチング: システム内で蓄積・管理されている買い手の情報を元に、新たな販路の候補とシステム上でマッチングすることができます。
チャット機能: 売り手企業、貿易実務担当、買い手企業とは相互にシステム内チャットでやりとりが可能。
受発注管理: 受注から納品までの流れと業務を一元的に管理します。
スケジュール管理: 定例会議や納期をはじめ、プロジェクトに関する重要なイベントを一目で把握できます。
タスク管理: 貿易構築までに発生する細かな作業を整理し、担当者ごとに割り当て、優先度を振り分けて進捗状況を可視化します。
生成AIとの連携で更なる進化へ
「貿易クラウド」は、今後生成AIとのAPI連携による機能強化も予定されています。
2024年内を目途に、貿易関連書類の作成サポートや製品・価格情報の抽出機能を実装することで、更なる業務効率化を目指します。
中小企業の海外進出を支援
「貿易クラウド」は、2024年7月より「デジトラッド」を利用して輸出を行う顧客企業での利用が開始されています。
今後は商社や大手製造業企業への提供も視野に入れており、中小企業の海外進出を支援していくことを目指しています。
株式会社STANDAGEについて
株式会社STANDAGEは、2017年3月設立。「すべての国が、すべてのモノに、平等にアクセスできる世界の実現」をビジョンに掲げ、ブロックチェーンとステーブルコインを活用した新貿易決済システムの開発を行っています。
主な事業は、以下のとおりです。
デジトラッド: 中小企業向け輸出支援サービス
貿易クラウド: 貿易業務効率化システム
ブロックチェーン・ステーブルコインを活用した新貿易決済システム開発
まとめ
「貿易クラウド」は、中小企業の輸出業務を効率化し、海外進出を支援する画期的なシステムです。
生成AIとの連携による機能強化も予定されており、今後の展開が注目されます。