新型無人融雪機「解けルモ6灯タイプ」が登場。冬季の雪対策に革命をもたらす

株式会社エルコムが、新たな無人融雪機を発表

北海道札幌市に本社を置く株式会社エルコムは、冬季の雪対策として新型の無人融雪機「解けルモ6灯タイプ」を2021年12月16日より販売開始します。この新しい融雪機は、高さ2.6～2.8メートルの従来型では対応できなかった高地に設置できる6灯タイプの設計が特徴です。

新型の特徴

解けルモ6灯タイプは、高速道路や物流倉庫など、大型車両が通る高さ制限4.5メートルの場所でも使用可能です。このため、特にトラックヤードなどでの自動融雪が実現し、より多くの施設での導入が期待されます。

融雪効果

この機能により、約10平方メートルの面積を一台で融雪できるため、効率的に雪の問題を解決します。設置も簡単で、寒い冬でも最短1日で完了することができます。これまでロードヒーティングを導入できなかった大型車両の出入りが必要な場所でも、スムーズな運営が可能となります。

開発の背景

解けルモの開発は、2011年に始まりました。その際、初めて登場した4灯タイプは、通常の出入口に合わせて設置され、約10平方メートルの融雪を行っていました。しかし、物流の現場でのニーズが高まり、高所から雪を融かす必要性が認識されました。そこで、2019年には高所設置に特化した6灯タイプの開発が進められ、ついに実用化に至りました。