AI翻訳で知財を守る
2022-11-01 11:00:02

高精度AI翻訳システムを活用した知財情報検索の新時代

高精度AI翻訳システムを活用した知財情報検索の新時代



特許戦略がグローバルに進展する現代において、知的財産関連の情報検索はますます重要性を増しています。その中でも、特に海外出願や特許調査においては、業務の効率を高めるための高品質な機械翻訳システムが必要とされています。しかし、従来の機械翻訳エンジンでは、日本語としての自然さや文意の把握、専門用語の正確な翻訳に対してしばしば課題が存在していました。

このような課題を受けて、サイバーパテント株式会社は、株式会社川村インターナショナルが開発したニューラル機械翻訳エンジンを導入し、翻訳品質を大幅に向上させる取り組みを行いました。これにより、翻訳機能の対応範囲も拡大し、ユーザーにとって非常に利便性の高いサービスを実現しています。

みんなの自動翻訳@KIの特長


「みんなの自動翻訳@KI」は、国⽴研究開発法⼈情報通信研究機構(NICT)が提供するテクノロジーを商用化したサービスです。このシステムは、「汎用エンジン」と呼ばれる一般的なビジネス翻訳に特化したエンジンから、特許などの専門分野に特化したエンジンまで、文書の内容に応じて最適な翻訳エンジンを選択することが可能です。

特に、特許エンジンは、特許庁が提供した対訳データを元にした追加学習を行い、特許関連の文書に特化した翻訳を実現しています。この特許エンジンは、機械翻訳の性能評価でも高いスコアを獲得しており、特許翻訳を行うユーザーからも高い支持を得ています。さらに、クラウドサービスのセキュリティ規格である「ISO 27017」認証を取得しており、安心して利用できる環境を提供しています。

CyberPatent Deskの新しい機能


今回、CyberPatent Deskにこの「みんなの自動翻訳@KI」を適用するにあたり、当社の求める性能を標準パッケージとして確保することは困難でした。しかし、株式会社川村インターナショナルの協力を得て、特許エンジンの翻訳品質を維持したまま、求められる可用性やスループットを満たす専用のシステムを、短期間で整備することに成功しました。

Questelグループの強み


サイバーパテントは、Questelグループに属しており、イノベーションのライフサイクル全体をサポートするためのエンドツーエンドの知的財産ソリューションを提供しています。Orbit Intelligenceデータベースは、1億件以上の特許をはじめ、1,700万件以上の意匠、1億5,000万件以上の非特許文献を内包しており、強力な検索および分析機能を通じて、情報に基づいた意思決定を助けます。

今後もグローバルな背景に即応したソリューションを提供し、日本の産業界へ貢献することを目指しています。私たちの新しいAI翻訳サービスや知財管理ツールが、ますます進化するビジネス環境の中で有効に機能することを期待しています。

会社概要


  • - 社名: サイバーパテント株式会社
  • - 本社所在地: 東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル4階
  • - 代表取締役: 竹内徹
  • - 事業内容:
1. 知的財産に関する情報提供サービス
2. 知的財産に関するソフトウェアの開発と販売
3. 知的財産に関するコンサルティングや教育、研修など

会社情報

会社名
サイバーパテント株式会社
住所
東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル4階
電話番号
03-5299-5055

トピックス(IT)

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