光学ドライブ用アーカイブケースの新製品
ラトックシステム株式会社は、内蔵型光学ドライブを外付けとして利用できる新しいドライブケース「RS-EC5-U3AC」を2025年4月中旬に発売することを発表しました。この製品は、振動を抑える制振設計が施されており、特にアーカイブ用途としての利用に最適です。
RS-EC5-U3ACの特徴
この新型ドライブケースは、従来の商品「RS-EC5-U3Z」をモデルにした改良版で、振動の影響を軽減するための様々な設計工夫が施されています。SATA接続の光学ドライブを搭載することで、USB接続の外付けドライブとして機能し、データ保存時の安定性を大幅に向上させています。
光ディスクにデータを保存する際、書き込みの精度が求められるため、信頼性の高いドライブとメディアの選択が必要です。このRS-EC5-U3ACを使用することで、振動が抑えられた状態で高品質なデータ保存が実現可能です。
高精度な書き込み性能
このドライブケースは、特定のPioneer製光学ドライブ「BDR-S13J-X」での動作確認が済んでおり、メディアの倍速を超える高速書き込み性能が検証されています。ただし、すべての環境での動作が保証されているわけではないため、使用する際は留意が必要です。
制振設計のポイント
1. インシュレーターの配備
この製品では、ケース内部の上下にシートタイプのインシュレーターとイノアック製防振ウレタン「セルダンパー」を設置。これにより、光学ドライブとケース本体が密着し、回転振動を効果的に抑制しています。さらに、天板にもインシュレーターが取り付けられ、内部の共振を抑える工夫がなされています。
2. 高比重鋼板の使用
筐体には従来のABS製スリーブよりも比重が大きいFe1.6t鋼板が採用されており、強固なスリーブがインシュレーター本来の性能を最大限に引き出します。
3. 低重心構造
脚部を低く設計することでドライブの設置位置も低くなり、全体の安定性が向上。振動を最小限に抑える構造となっています。これにより、安心してデータを書き込むことができます。
サイズと価格
「RS-EC5-U3AC」の外形寸法は192mm(W)×274mm(L)×60mm(H)で、重さは約3.0kg。この高機能を持ちながら税込48,180円の価格で市場に登場します。今後の出荷予定日は4月中旬で、既に注目を集めています。
対応ドライブの種類
このドライブケースは、SATAコネクタが搭載された5インチの光学ドライブ(Blu-rayやDVD等)に対応しており、アーカイブ用途には非常に便利です。特に重要な情報の保管を光ディスクで行いたい方にとって、非常に有用なアイテムと言えるでしょう。
お問い合わせ
一般の方からのお問い合わせはラトックシステムのサポートセンターまで。報道関係者や企業の方々は特設の広報担当へご連絡してください。詳細な情報や購入に関する情報は、公式製品ページ(
RS-EC5-U3AC製品ページ)をご覧ください。
この新製品は、特にデータバックアップやアーカイブの効率を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となります。