新たな子どもの放課後環境を考える
2024年度からスタートした「あたらしい放課後プロジェクト」では、20団体からなるコンソーシアム「こどものみらい共創プラットフォーム」が、子どもの移動環境の改善に取り組んでいます。このプロジェクトは、国土交通省の「令和6年度 共創・MaaS実証プロジェクト」に採択され、全国での実現を目指しています。
背景にある「こどもの送迎問題」
最近、女性の社会進出が重要視されていますが、特に共働き家庭において、「こどもの送迎」に関する問題が大きな障害となっています。この送迎問題により、親たちは時間的な制約を受け、フルタイムの職務への復帰や新しいキャリアへの挑戦が難しくなっています。
さらに、送迎を行う事業者もドライバーの不足や業務負荷の増加、事故リスクなどの経営課題を抱えています。それに対抗するために、このコンソーシアムは、各家庭や事業者が直面する課題を見える化し、解決策を模索していくことを目指します。
子育て層支援のために参加する多様な団体
このコンソーシアムには、教育機関や医療、タクシー業界、システム開発、金融機関、保険業界、地方自治体といった、多岐にわたるメンバーが参加しています。これにより、子どもに関連した多様な移動問題の解決に向けた具体的な取り組みを進めていくことが可能となります。
各団体はそれぞれの専門性をもとに、子どもの送迎サービスの充実と安全な移動環境の整備を進めています。実際、昨年度から横浜市で始まったこのプロジェクトは、今年度には東京都や神奈川県にまで展開を広げ、さらなるニーズの把握と解決策の検証を行う計画です。
6つの団体からの支持と協力
コンソーシアムには、以下のような多様な団体が参加しています。タクシー事業者からは「アサヒタクシー株式会社」「神奈川都市交通株式会社」などが、また教育機関からは「株式会社ウィズダムアカデミー」や「株式会社日本保育サービス」などが名を連ねています。さらに、システム提供としてhab株式会社が中心的役割を果たしています。
今後の展望
このプロジェクトの目的は、単に送迎上の課題を解決するだけでなく、子どもたちに新しい体験を提供することです。安全で効率的な移動により、親たちの負担を減らし、子どもたちもより多くの経験と学びの機会を得られる環境を構築することが目指されています。
参加者募集中
いずれの事業者様も、ぜひこのプロジェクトにご参加いただき、地域社会の共創と送迎課題の解決に向けて力を貸していただきたいと思います。興味のある事業者様は、公式ホームページからお問い合わせをお待ちしています。 公式HP:
hab株式会社
この「あたらしい放課後プロジェクト」は、親のキャリア向上や子どもたちの成長をサポートする新たな取り組みとして、今後の進展が期待されます。【hab株式会社】【代表取締役 豊田洋平】が強い意志を持ってこのプロジェクトを推進していることも見逃せないポイントです。未来の子育て環境を変えていくこのプロジェクトに、私たちの目を向け続けていきましょう。