「Bamba Hotel Tokyo」10周年！地域とのつながりを深めた小さな宿の魅力とは

築80年の長屋が変貌を遂げた「Bamba Hotel Tokyo」

2014年、東京都南品川に誕生した「Bamba Hotel Tokyo」は、築80年の長屋をリノベーションした小規模な宿泊施設です。開業当初から「東京で一番小さなホテル」として認知され、特にファミリーや友人グループ向けの一棟貸し切り型宿泊が人気となっています。10周年を迎えた今、その魅力を再確認することができます。

「Bamba Hotel Tokyo」の特長

「Bamba Hotel Tokyo」は、新馬場駅から徒歩1分の好立地にあり、周辺には多くの寺院が点在しています。宿は最大5名までの利用ができ、一日一組のみ受け入れています。これにより、ゲストは他の宿泊者との干渉を気にせず、プライベートな空間で快適に過ごすことが可能です。特に、家族や親しい友人との特別な時間を過ごす場として人気を集めています。

地域との共創

この宿の特徴の一つは、地域とのつながりを大切にしている点です。宿場JAPANが掲げる「地域融合型ゲストハウス」をコンセプトに、近隣店舗との協力により、宿泊者に地元の美味しい料理を届けるデリバリーサービスを実施しています。また、滞在中に地元を知るためのコンシェルジュサービスも提供され、ゲストは宿泊中に「ローカル体験」が楽しめます。

宿をリノベーションする際には、近隣の住民もDIYに参加し、地域の人々が一緒に宿をつくるプロジェクトが展開されました。このように家具やインテリアだけでなく、地域の人たちの協力を得ることで、宿に宿るストーリー性が深まり、多くの訪問者に感動を与えています。

10周年企画

2024年12月13日、「Bamba Hotel Tokyo」は10周年を迎え、記念企画としてオリジナル手ぬぐいの製作や、宿泊客へのおもてなしの品の開発が計画されています。このような企画を通じて、宿の歴史を振り返りつつ新たな魅力を創造していきます。

代表の想い

宿場JAPANの代表である渡邊崇志氏は、この宿の開業が地域と人々のつながりを生むきっかけとなったと語ります。彼の目に留まった「入居者募集中」の貼り紙がきっかけで開始されたこのプロジェクトは、地域との協力無くしては成り立たなかったでしょう。開業から10年が経ち、彼は地域に根ざした宿泊サービスを今後も続けていきたいと考えています。

このように、「Bamba Hotel Tokyo」はただの宿泊施設ではなく、地域社会の一部として存在し続けています。これからの10年、さらなる進化を遂げるこの宿に、ぜひ注目していただきたいです。旅人にとっても、地域にとっても心地よいスペースを提供する「Bamba Hotel Tokyo」の未来が楽しみです。