AI時代の教育に新たな風を吹き込むGLICC
株式会社スタディエクステンションが運営するGLICC及びGLICCインターナショナルオンラインスクール(GIOS)は、現代のAI時代にマッチした新しい英語学習スタイルを導入します。この新プログラムは「フィロソフィカルダイアローグ × Subject学習」と「AIチューター × プロ講師コーチング」という二つの要素を組み合わせたものです。
従来の受験や学校教育においては、教科書の範囲を終わらせることを学びのゴールとする傾向が強いですが、GLICCはその枠を超えて、教育の本質的な意味を再定義します。インターネットや生成AIが生活の一部となった今、記憶中心の学び方を見直し、そこから新たな気づきと成長が生まれる探求型の学びを目指します。
AI時代に必要な「基礎」の再定義
現在の教育現場では、学習の基礎として「まずは暗記」といった考え方が根強く残っています。かつては情報へのアクセスが制限され、膨大な時間をかけて暗記することが学習の常套手段とされていました。しかし、現在ではAIを通じて瞬時に情報を引き出せる時代に突入しています。このため、知識を丸暗記させる伝統的な学び方は、時間やエネルギーの無駄遣いとなりがちです。
GLICCはこの点を踏まえ、「基礎」の概念を再定義し、次の三点を重要視します。まず、知識をどう使いこなすか、次に知識を関連付け、新たな問いやアイデアを生み出す力、最後にAIが出してきた情報を鵜呑みにせず、批判的に考える力を育てます。これらはただの暗記や単調な学習方法では習得できず、生徒が自らの視点で「世界をどう見ているのか」を問い直すことでしか得られないものです。
フィロソフィカルダイアローグを通じた深い学び
新プログラムの中心にはフィロソフィカルダイアローグ、つまり問いから始まる対話があります。例えば、「幸せとは何か?」「正しさとはどういうことか?」といった根本的な問いを通じて、自分の感覚を言語化し、他者との対話を重ねることで思考を深めていきます。これにより単なる教科書の解答だけでなく、生活からの問いが学習を豊かにする点に着目します。
教科書を全て終わらせるのではなく、実生活での疑問を出発点として物事を学ぶ姿勢が重視されます。このアプローチは、知識を単なる暗記対象ではなく、問いを深めるための道具として位置づけ直します。
英語学習の新たなアプローチ
英語の学習も同様です。一般的には教科書の内容を丸暗記し、テストの点数を目指すことが多いですが、GLICCではその先を見据えた学び方を促進します。自分の考えを英語で表現したり、社会の問題を英語で考えることで、英語を「点数のための道具」ではなく、「思考を深めるためのツール」として扱います。
ハイブリッド学習環境の提供
この新たな学びを実現するためGLICCでは、AIチューターとプロ講師によるコーチングを組み合わせたハイブリッドな学習環境を用意しています。AIチューターは24時間利用可能で、疑問点への即時フィードバックを提供し、学習のストレスを軽減します。一方、プロ講師は生徒一人ひとりの学びの進捗を見守り、必要なサポートを行います。
このようにして、対話の履歴をもとに生徒がどのような疑問に直面しているか、思考が止まっているポイントを把握し、次のステップに生かす指導が行われます。
代表者の思い
「AIが存在する今、従来の『暗記中心・範囲中心の学び』で時間を縛り付ける必要はないと感じています。AIを活用しつつ、子どもたちにしかできない学びへと導きたいと思っています。世界を見つめ直すことで、新たな学びの形を提案していきたいです。」と代表取締役の鈴木裕之氏は語ります。
今後の展開
GLICC及びGIOSでは、今回のプログラムを基盤にフィロソフィカルダイアローグやAIチューターを取り入れた教育を拡大していく計画です。中学受験生や国際生など、さまざまな背景を持つ学習者に向けて、今後もカリキュラムを充実させていく予定です。