マクニカとNECが連携して12万台の端末を守る新たなセキュリティ対策
マクニカとNECが連携して12万台の端末を守る新たなセキュリティ対策
株式会社マクニカとNECが、CrowdStrikeの先進的なサイバーセキュリティソリューションを導入し、国内の膨大な端末を保護する取り組みを発表しました。この連携により、NECの約12万5000台の端末が新たにアイデンティティベースの攻撃から守られることになります。
背景
近年、サイバー攻撃が非常に高度化しており、企業ネットワークの中心であるActive Directory(AD)が主な攻撃対象とされています。ADが侵入されることで、広範囲なユーザー情報やアクセス権が脅かされるため、強力なアイデンティティ保護が求められています。NECはこれまでにも様々なセキュリティ対策を講じてきましたが、特にオンプレミスのADに対する多要素認証は重要な課題とされていました。
この背景から、NECはオンプレミス環境でも適用可能なアイデンティティ保護ソリューションの導入を検討し、CrowdStrikeのFalcon Identity Protectionを選択しました。このソリューションは、ADの状況に関わらず、多様なオプションを提供し、マルチファクター認証(MFA)の導入を可能にしています。
CrowdStrike Falcon Identity Protectionの特長
現在、初期侵入攻撃の約79%がマルウェアを利用しない手法で行われており、攻撃者は信頼ありそうなユーザーIDを悪用して内部に侵入するケースが増えています。また、エージェント型のAIの普及によって、マシンIDも急速に増大しています。CrowdStrike Falconサイバーセキュリティプラットフォームは、ハイブリッド環境全体で、人間と非人間のIDの両方を保護する唯一のソリューションです。
Falcon Identity Protectionは、クラウドストライクの深い知見に基づいて構築されており、AIネイティブなFalconプラットフォームに組み込まれています。これにより、ハイブリッド環境において包括的なアイデンティティ保護が可能となります。エンドポイントやデバイスから得られるリアルタイムデータ、脅威インテリジェンス、および処理される数兆件規模のイベントデータが活用され、IDベースの攻撃を防ぐためのインテリジェントなアプローチが実現されています。
統合アプローチとしてのセキュリティ強化
NECは、CrowdStrike Falcon Flexを活用してFalcon Identity Protectionを導入しました。このFalcon Flexは、必要な機能を必要なタイミングで導入可能にし、セキュリティ投資のリターンを最大化します。今回、Falcon Identity Protectionに加え、Falcon Insight XDRを導入することで、攻撃ライフサイクル全体の監視と防御が実現しました。これにより、認証情報の盗用からエンドポイントへの侵害、内部での拡散まで、セキュリティの強化が期待されています。
NECのCorporate Executive CISOである淵上真一氏は、「サイバー攻撃の著しい進化に対処するため、多要素認証の導入は極めて重要です。CrowdStrike Falcon Identity Protectionを通じて、我々はセキュリティの可視化や不正利用の検知強化を実現しました。」とコメントしました。
マクニカの支援
マクニカはNECに対して、CrowdStrike製品導入後の支援を行っており、長期的な活用をサポートしています。これからも、日本初のCrowdStrikeコミュニティサイトの運営を通じ、さらなる製品サービスの利用支援を強化していく予定です。
この取り組みにより、NECのセキュリティ体制はさらなる強化が図られ、安全なデジタル環境の実現に向けた一歩を踏み出しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社マクニカ
- 住所
- 電話番号
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