あおぞら銀行とイオンファンタジーが結んだ新たなファイナンス契約とは

あおぞら銀行とイオンファンタジーが結んだ新たなファイナンス契約

2023年の秋、株式会社イオンファンタジーが株式会社あおぞら銀行と画期的な契約を締結しました。この契約は、持続可能な企業活動を支援する目的で策定されたポジティブ・インパクト・ファイナンス（PIF）に基づいています。

ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは何か？

ポジティブ・インパクト・ファイナンス（PIF）は、国連環境計画・金融イニシアティブによって定められた金融原則に基づいて、企業が環境や社会、経済に与える影響を全面的に評価・分析する仕組みです。これにより、ポジティブな影響を拡大し、ネガティブな影響を軽減するための持続的な支援が行われます。

あおぞらESGフレームワークローンの概要

あおぞら銀行が提供する「あおぞらESGフレームワークローン」は、企業のサステナブルな取り組みを後押しするための制度です。このローンは、2022年6月に株式会社格付投資情報センターから国際的な原則に適合しているとの評価を受けており、さらに2023年6月にはポジティブ・インパクト・ファイナンスとしての評価も得ています。

今回の契約に基づくローンは、2024年8月9日から実行され、借入金額は10億円、借入期間は5年間、資金は事業資金として活用されます。

イオンファンタジーのサステナビリティへの取り組み

イオンファンタジーは「子どもたちの夢中を育み、”えがお”あふれる世界をつくる。」という目的を掲げ、2022年4月にサステナビリティ方針を明確にしました。この方針に基づき、社会への貢献と企業価値の向上を目指す姿勢が強調されています。

本ローンの実施に際して、イオンファンタジーは自社のサステナビリティ・ビジョンや重要な課題について深く考慮し、あおぞら銀行の評価に基づいたKPI（重要業績評価指標）を設定しました。