顧客満足度の最新状況
2024-09-19 18:48:29

J.D.パワー2024年調査から見るカラー複合機の顧客満足度とデジタル化の進展

J.D. パワーが発表した2024年のカラー複合機およびカラーレーザープリンターに関する顧客満足度調査の結果が発表されました。この調査は、全国の企業を対象にオフィスで使用する機器の利用状況や満足度を測定し、顧客のニーズや期待を反映した重要なデータを収集するものです。

特に注目に値するのは、カラー複合機の顧客満足度調査では、ラージ&ミドルオフィス部門でキヤノンが678ポイントで2年連続の第1位を獲得しました。「商品」、「保守サービス」、「営業対応」の各要素で最高評価を得ており、非常に高い満足度を示しています。同様に、スモールオフィス部門でもキヤノンが679ポイントで首位を占め、リコーや富士フイルムビジネスイノベーションと共に安定した評価を受けています。

一方、カラーレーザープリンターの調査では、リコーが656ポイントで7年連続の評価1位となり、「商品」、「コスト」、「保守サービス」の全カテゴリーで最高の評価を受けました。特にリコーはその高評価の維持に成功しており、顧客からの強い信頼を得ています。

電帳法の法改正によるデジタル化の推進意欲は依然として高いものの、対応が一服した企業が多く見られる中、逆に企業は文書デジタル化やペーパーレス環境への取り組みには前向きな姿勢を示しています。調査結果によると、ラージ&ミドルオフィス企業の47%が今後デジタル化を進めたいとの意見を持っています。特に、スキャンやペーパーレスFAX、クラウドとの連携機能を活用した業務の効率化を目指す声も多く、61%の企業が期待を寄せています。

ただし、依然として基本的なコピーやプリント機能のみに頼っている企業も存在し、ラージ&ミドルオフィスで37%、スモールオフィスで46%がこの姿勢を見せています。このため、複合機メーカーにはデジタル化の重要性を伝え、企業のDX活用を推進するための啓蒙活動が求められています。

この調査は飲食やサービス業など、さまざまな業種における背景を踏まえたもので、多くの企業が今後のデジタル化に向けた期待や計画を持っていることが示されています。また、顧客満足度は「商品」や「保守サービス」の質に大きく影響されるため、企業はこれらの分野の強化が急務であると言えます。

J.D. パワーは、消費者のフィードバックを基に、顧客満足度向上のためのデータを提供し続けており、今後も企業の競争力を高めるための指標となることでしょう。この結果は、デジタル化の推進や顧客体験の向上において重要な指針を提示しています。今後のさらなる動向に注目が集まります。

このように、顧客満足度調査の結果は、企業がどのようにサービスを向上させていくか、また今後市場のニーズがどのように変化していくかを示す貴重な参考材料となります。


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会社情報

会社名
株式会社ジェイ・ディー・パワー ジャパン
住所
東京都港区虎ノ門5-1-5メトロシティ神谷町8F
電話番号
03-4570-8445

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