AI翻訳サービス「T-4OO」の新機能とは?
株式会社ロゼッタが提供するAI翻訳サービス「T-4OO」は、2025年5月27日より新たな機能「準完全一致翻訳」を搭載し、より一層の業務効率化と翻訳精度の向上を目指しています。ここでは、この新機能の特長やその効果について詳しく解説します。
新機能「準完全一致翻訳」の概要
「T-4OO」は、国内の6000社以上に導入されており、専門的な文書に強いAI翻訳として知られています。今回搭載された「準完全一致翻訳」は、原文と対訳登録文の間で数値のみが異なる場合に、その数値を置き換えて翻訳を行う機能です。これにより、従来の完全一致翻訳とは異なり、柔軟に翻訳パターンを再現することが可能になります。従来型の翻訳では、完全に一致した文だけが対訳資産として使用されていましたが、新機能では過去の翻訳パターンを活用することで、より広範な文面に対応できるようになりました。
業務効率化とコスト削減の実現
翻訳作業では、過去に蓄積された対訳データの活用が品質と効率の鍵となります。「準完全一致翻訳」の導入により、翻訳後の確認や修正にかかる工数が大幅に削減されるだけでなく、社内の翻訳基準の統一にも貢献します。これにより、特に法務、医薬、金融といった専門分野では、マニュアルや法令文、研究報告書など、大量の文書を扱う必要があるため、翻訳の流暢さと一貫性が求められます。
更新による実際の効果
株式会社ロゼッタの開発責任者である篠田篤典氏は、「T-4OOの従来型翻訳は正確性や専門性を強みとしておりましたが、生成AI翻訳では、前後の文脈を考慮したより自然な翻訳が実現されています」と語っています。新機能の搭載により、翻訳結果の精度が向上し、クライアントは時間の短縮と業務の生産性向上を実感できることが期待されています。
導入しやすいAI翻訳
「T-4OO」は、専門的な文書や社内用語を正確に再現するカスタマイズが可能で、高精度の翻訳を実現するサービスです。業務教育での使用や、大量のデータ翻訳が必要な企業にとっては、その導入と活用が高く評価されています。特に翻訳資産を活用し、高額な専用エンジンを構築せずに利用できる点が多くの企業から支持されています。
おわりに
「T-4OO」は、AI翻訳の新たな可能性を切り拓く存在として期待されています。特に、大規模な翻訳需要がある企業においては、業務の効率化やコスト削減が実現されることが見込まれています。今後も、翻訳市場におけるさらなる革新を促す存在であり続けて欲しいと願います。