オート上海2025最新技術
2025-04-15 17:47:55

マレリがオート上海2025で最新技術を発表!SDVの未来を切り開く

マレリがオート上海2025に出展



マレリは自動車業界のグローバルなパートナーとして、2025年のオート上海において、ソフトウェア定義車両(SDV)をテーマにした展示を行います。このイベントは4月23日から5月2日まで上海国家会展中心(NECC)で実施され、マレリは1.2Hホールの1BF009ブースに位置し、「Fast Forward. Forward Fast」というテーマの下に最先端技術を披露します。

新たなProZone技術



マレリが今回発表する「ProZone」は、ミドル・レンジ・ゾーン・コントロール・ユニットです。この新技術は、高度に複雑な機能を持ち、最大3つのドメインを制御します。これによって、車両の熱管理、車体制御、駆動力といった安全性が特に重要な機能を一元化し、より効率的に扱うことが可能となります。

自動車のアーキテクチャは従来の分散システムからゾーン・アプローチに進化しており、これにより車内の電子制御ユニット(ECU)の数が飛躍的に減少します。この新たな設計によって、部品の重量、コスト、設計の複雑さが大幅に軽減され、OEM(元設備製造業者)が多様なソリューションを柔軟に採用できるようになります。

マレリの技術力



マレリは、SDV分野でリーダーシップを発揮しており、ソフトウェア機能の80%をカバーする専門知識を有しています。彼らは既存の車両プラットフォームにサードパーティ製品との統合を可能にする柔軟な作業モデルを特徴としており、これによりOEMがそれぞれのニーズに合わせたカスタマイズ可能なソリューションを受け取ることができます。マレリは2026年までに世界的なゾーン・コントロール・ユニットの主要サプライヤーとなる計画を持っており、業界での差別化を図っています。

デイビッド・スランプ氏のメッセージ



マレリのCEO、デイビッド・スランプ氏は次のように述べています。「私たちの目標は、ソフトウェア定義車両への移行に関して自動車メーカーを支援することであり、それぞれのペースでの成長をサポートします。顧客とのパートナーシップを重視し、常に彼らの声に耳を傾け、ニーズの進化に合わせて適応し続けることを約束します。」

Velocity Zoneの設置



マレリブース内には、「Velocity Zone」と呼ばれる特設エリアが設けられ、SDVに関するコスト効率を高めるツールや革新、さらには来場者によるインタラクティブな体験が提供されます。訪問者は、事前に設定された機能セットを使用して自身の車両アーキテクチャをカスタマイズできるコンフィギュレーターや、AIを活用した車両アシスタント「MyAvatar」を体験することができます。

新たなZonesテクノロジー



オート上海では、ProZoneが次世代ゾーン・コントロール・ユニット(Zones)の一部として初めて発表されます。Zonesテクノロジーは、独立型ECUを統合し、中央集約型アーキテクチャによるコスト削減を実現します。ProZoneは、ボディ、照明、パワー配分、診断などの機能を最大3つのドメインで管理し、アップグレード可能な真のソフトウェア定義システムを提供します。

マレリについて



マレリは、自動車業界をリードするグローバルなモビリティテクノロジーサプライヤーです。その使命は、顧客やパートナーとの協力を通じて、モビリティの未来を変革し、安全で環境に優しいより良いコネクテッド・ワールドを実現することです。全世界で45000人の従業員を擁し、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカに150以上の施設を持つマレリは、技術革新と卓越した製造に定評があります。


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会社情報

会社名
マレリ株式会社
住所
埼玉県さいたま市北区宮原町2丁目19-4
電話番号

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