THK株式会社がアクチュエータ「KRシリーズ」を強化
THK株式会社は、販売開始から35年という長い歴史を持つアクチュエータ「KRシリーズ」のラインナップを新たに拡充しました。これは、設計者の視点を大切にし、さらに使いやすく、多様な使用に応じられるように進化したものです。
新たなカタログの発表
今年度、THKはボールねじリードのバリエーションを加えた「アクチュエータ KRシリーズ総合カタログ(CATALOG No.444)」を一新し、さらなる市場開拓を狙っています。このカタログは、最新のラインナップを網羅したもので、多くの設計者にとって魅力的な内容になっています。
高性能な設計
「KRシリーズ」は、LMガイドとボールねじのモジュール化された製品で、コンパクトさ、高剛性、高精度の三拍子が揃っています。その特長は、U字形断面を持つアウタレールと、両側面にLMガイド部、その中央にボールねじ部を一体化させたインナブロック構成から成り立っています。この構造により、最小限のスペースでありながら、高剛性と高精度を実現しています。さらに、ハウジングがサポートユニットとして機能し、インナブロックがテーブルとしても役立つため、設計と組み立ての手間が大幅に削減されることが可能です。その結果、トータルコストの低減にも寄与しています。
世界市場への挑戦
「KRシリーズ」は、登場以来、業界内で注目を浴び続け、新製品の一つとなりました。特にその多様なバリエーションは、顧客からの高い支持を集めており、THKのロングセラー製品となりました。今後、日本市場だけでなく、急成長を遂げている海外市場でも需要が拡大することが期待されています。
これに従い、THKは設計者が利用する際の使いやすさを重視しており、ボールねじリードや中間フランジ、モータブラケットなどの標準ラインナップのさらなる強化を計画しています。また、業界内で最上位のスペックへの見直しも行う予定です。
あらゆるビジネスシーンで活用
THKは新製品の開発を通じて、自動車、電子部品、医療など、様々な分野における自動化と省力化のニーズに応えることを目指しています。生産性の向上や工程の改善に貢献する自動化ソリューションの提案を行い、多くの企業の生産ラインの効率化に寄与しています。これにより、THKはこれからも市場においてさらなる存在感を示すことでしょう。
THKの「KRシリーズ」は、その進化を続け、建設的なソリューションを提供することで、自動化の未来を切り拓いていくに違いありません。