株式会社Parafeed、VR眼球運動検査装置「REEVEER-PitEye」を発売
株式会社Parafeedが、VRを利用した日本初のクラスⅡ医療機器「眼球運動検査装置 REEVEER-PitEye」の医療機器認証を取得しました。この製品は、内耳機能や平衡機能を検査するための新しい技術を用いています。具体的には、めまいや眩暈をはじめとしたさまざまな症状に対応可能で、今後はさらなる医療機器の開発にも取り組むとのことです。
REEVEER-PitEyeの特徴と技術
REEVEER-PitEyeは、パーソナルコンピュータ(PC)とVRデバイスから構成され、検査を省スペースで実施できる特長があります。ヘッドマウントディスプレイが患者の頭部に簡単に装着でき、検査を行う場所を選ばないのが大きな利点です。
この装置は、視線追跡技術を搭載したFOVE社との協力により開発され、高度な視線追跡技術を活用しています。その結果、眼球運動を正確に把握することで患者に最適な治療への道を提供できるようになったのです。
具体的な検査項目
現時点でREEVEER-PitEyeが対応している検査項目には、めまいや内耳機能に関連した多様な検査が含まれています。将来的には、現在の機能をさらに強化するために、ビデオヘッドインパルス検査(vHIT)の追加も予定されています。
製品は、以下のような特徴があります:
- - 製品名: 眼球運動検査装置 REEVEER-PitEye
- - 一般的名称: 眼球運動検査装置
- - 認証取得日: 2022年11月11日
- - 認証番号: 第304AFBZX00105000号
REEVEERのブランド理念
「REEVEER」という名称は、フランス語の「rêver(夢)」に由来し、医療業界が抱えるさまざまな悩みや課題を解決することにより、患者に夢や希望を届けることをテーマにしています。この理念は、医療機器の開発や提供においても貫かれています。
株式会社Parafeedの取り組み
Parafeedは、医療とヘルスケアの分野での課題解決に注力しています。具体的には、経営コンサルティング、DXの構築、マーケティングリサーチ、医療機器の製造と販売など多岐にわたります。特に、VRおよびAR技術を活用した新たなソリューションの開発も進めています。これにより、より多くの患者に質の高い医療を提供するための施策を展開しています。
また、FOVEとのコラボレーションは、視線追跡技術を駆使した革新的なサービス提供の礎です。FOVEが提供するVRヘッドセットは、ユーザーの視線や眼球の動きを解析することで、様々な健康の問題に対する答えを導き出します。
結論
株式会社Parafeedが開発した眼球運動検査装置「REEVEER-PitEye」は、日本におけるVR技術を利用した医療機器の新たな可能性を切り開いています。これにより、内耳機能や平衡機能の検査が手軽に行えるようになり、患者にとってもより良い治療に繋がると考えられます。今後の展開が楽しみです。