新たな防災の形、BISTAの登場
コロナ禍における働き方やライフスタイルが変化する中、防災の備えも見直しが求められています。特にオフィス環境では、人々の行き交う日常空間の中で自然に防災意識を高める必要性が高まっています。そんな中、2020年9月1日に新たに発売された「災害用備蓄スタンド BISTA」は、まさにその潮流に合った商品として注目を集めています。
BISTAとは?
BISTAは、防災に必要なアイテムをオールインワンで揃え、見た目にもスマートなデザインの備蓄スタンドです。これまでの防災用品は、倉庫やロッカーに保管されがちでしたが、BISTAはオフィスのロビーや応接室など、人々が集まる場所に設置することを想定しています。日常的に目に触れる場所にあることで、防災意識が自然と高まるというコンセプトです。
BISTAの特徴
BISTAには、以下の4つの特長があります。
1.
日常空間に溶け込むデザイン
防災用品とは思わせないデザインは、オフィスや公共施設などさまざまな空間に自然と溶け込みます。利用者が気軽に目にすることで、防災を常に意識してもらえるのです。
2.
必要な防災用品の集約
通常備蓄される水や食料をあえて省き、重要な通信手段の確保や感染症対策といった現在のニーズに応える内容になっています。例えば、発電機や携帯電話の高速充電器、除菌剤や防塵マスクなどが含まれており、これ1台で最大50人の備蓄が可能です。
3.
今後のオフィス環境に対応
テレワークの普及により、オフィスのスペースが見直されつつあります。防災担当者が不在でも、誰でも使えるようにするため、BISTAは常に視界に入る位置に設置されることを意識しています。今後のオフィス環境の変化にも柔軟に対応する商品と言えるでしょう。
4.
地域や他者への配慮
自社の従業員だけでなく、地域住民や来客のためにも役立つことを考慮しています。緊急時には被災地への支援物資としても活用できるため、多くの人の安全を守るための意義のある商品です。
これからの防災備蓄の未来
BISTAは、創業45年の老舗防災メーカー、ファシルが手掛けています。この会社は、「今本当に必要な災害備蓄品は何か」を深く考えて、BISTAを開発しました。防災の形が変わる中で、日常空間に防災備蓄を取り入れることで、皆が一緒に防災を考えるきっかけを提供しているのです。
基本情報
BISTAの基本情報は以下の通りです。
- - 販売開始日: 2020年9月1日
- - 定価: 680,000円(税抜)
- - サイズ: 高さ101.5cm×幅50.5cm×奥行50cm
- - 総重量: 約43kg(内容物含む)
この新しい災害備蓄スタンドBISTAは、防災に対する意識を高め、実際の備蓄を現実的でアクセスしやすいものに変えようとしています。企業や公共の場で、この施策が広がり、日常的に防災意識を高めることに繋がることを期待しています。