脱炭素まちづくり
2024-08-30 14:47:21

脱炭素社会へ向けたまちづくりの展望を描くGBJシンポジウム2024

GBJシンポジウム2024: 脱炭素社会が求める都市と建築の未来



一般社団法人グリーンビルディングジャパン(GBJ)は、2024年10月24日(木)、東京都千代田区の神田明神ホールで「都市と建築のグリーン化 新たなまちづくりのビジョン」をテーマにシンポジウムを開催します。このイベントは、環境性能の高いグリーンビルディングの重要性がますます高まる中、関連する社会課題に対する理解を深め、今後のまちづくりを見据えた具体的な方策を模索する場として意義があります。さらに、次世代を担う若者への教育や意識向上にも重きを置き、積極的な啓発を進めることが目的です。

シンポジウムの主旨とテーマ



今回のシンポジウムは、脱炭素や生物多様性保全、循環型経済への移行といった環境問題に対する取り組みを基盤とし、心地よく健康な生活を実現するための「ウェルビーイングの最大化」に向けた都市づくりを促進することを主な狙いとしています。人に密着した楽しく安全・快適な暮らしを実現するためには、従来の車社会からの転換が急務です。

具体的には、路面電車や自転車道路の整備、緑の拡充、人間中心のプレイスメイキング、歴史的建物の保護・活用、既存建物の再利用、木材を活かした建築の推進などが求められています。これらの取り組みは、少子高齢化や地球温暖化といった時代の潮流に適応し、実現のための努力が必要です。

官民一体の動き



国土交通省では、令和6年度税制改正において、地域の魅力を高めるための特例措置を2年間延長する方針を示しています。この政策は、公共空間の拡大や質の向上を目的とし、民間と共に進めていくことを目指します。都市の進化がウォーカブルなまちづくりによって加速される期待が寄せられています。

また、「人の知が富を生む時代」と言われるように、魅力的な都市は企業の誘致を促進し、結果として税収が増えることで持続可能な発展が見込まれます。

海外の視点とESG経営



グリーン化に関する意識は国内外で高まっており、特に海外の投資家はESG(環境、社会、ガバナンス)経営に注目しています。ESGを意識した企業経営は、投資の流入を促進し、資金調達を容易にするメリットがあります。特に欧米の投資家は、ESGへの取り組みが遅れる企業に対し低い企業価値をつけており、この傾向は今後も続くと考えられます。

パネルディスカッションと参加方法



シンポジウムでは、パネルディスカッションを開催し、「都市と建築のグリーン化」という具体的なテーマについて議論を深めます。このセッションでは、建築家や都市計画の専門家、企業のリーダーなどが一堂に会し、日本における取り組みを一歩前進させるための貴重な機会となります。

会の参加は無料ですが、事前登録が必要です。特設サイトでの登録は2023年9月中旬から開始されますので、興味のある方はアクセスしてみてください。現在進行中のこの大きなトピックに対する理解を深めるまたとない機会です。

日程は以下の通りです:
  • - 日時: 2024年10月24日(木)
  • - 場所: 神田明神ホール(東京都千代田区)

未来のまちづくりに向けて、私たち一人一人が考え、行動を起こす時が来ています。日本が持続可能な社会を目指すための一歩を共に踏み出しましょう。


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