訪問歯科に革新をもたらすデジタルノート
京都府八幡市にあるやまもとファミリー歯科医院は、標準的な訪問歯科診療における問題を解決するため、株式会社MetaMoJiが提供する「MetaMoJi Dental eNote」を導入しました。このデジタルノートアプリは、訪問診療を主軸に置く同院にとって、業務効率の向上につながっています。
デジタル化がもたらす利点
訪問診療は、治療器具や多くの書類を持ち歩かなければならず、往診時の荷物が多くなりがちです。特に、高層住宅や介護施設での階段の移動は大きな負担です。しかし、Dental eNoteを活用することで、紙の資料をデジタル化し、タブレット一台での運用が可能になりました。このことで、持ち運びや移動時の負担が大幅に軽減されました。
さらに、急患が発生した際には、往診中に医院に戻る必要があったため、移動時間が無駄になっていましたが、Dental eNoteの導入により、院内とのリアルタイム情報共有が実現しました。これにより、急いで医院に戻る必要がなくなり、一人でも多くの患者に迅速に対応できるようになりました。
また、往診先で撮影した口腔内の画像を、その場で簡単に診療ノートに貼り付けられるようになり、医院に戻ってからの事務処理の手間が省かれました。これらの改善は、診療の効率化だけでなく、スタッフのメンタル面でも大いに助けとなっています。
人間らしさを取り戻す医療
やまもとファミリー歯科の基本理念は「口から食べられるようにして、人間らしく生きることに寄り添う」ことです。院長の山本貴信氏は、毎月230名以上の往診を行い、地域の歯科医療に貢献しています。歯を失ったり、口から食べることが困難になることは、人の生活の質を大きく損なうため、同院の治療は非常に重要です。
しかし、全国を見渡すと訪問歯科診療を行っている医院は限られており、歯医者に行きたくても行けない方々が多く存在します。MetaMoJiは、こうした地域のニーズに応えるため、「Dental eNote」を通じて、地域における訪問歯科診療の充実と拡大を目指しています。これにより、より多くの患者が質の高い歯科医療を受けられる環境を整えることが期待されています。
まとめ
MetaMoJi Dental eNoteは、すでに500以上の歯科医院に採用され、業界内での認知度も高まっています。iPadやWindows PCなどで利用でき、既存の紙カルテの課題を解消し、効率的な診療を実現することが可能です。
このように、デジタル技術の導入は、訪問診療の現場に変革をもたらし、スタッフの負担を大幅に減少させ、患者に対しても迅速かつ質の高いサービスを提供する助けとなっています。
さらに詳しい情報は、
MetaMoJi Dental eNoteの公式サイトをご覧ください。