外科手術データベース構築へ向けた新たな挑戦、Surg storageの展望

外科手術データベース構築へ向けた新たな挑戦、Surg storageの展望



株式会社Surg storageは、外科手術に関するデータベースの事業化を始め、医療機器のグローバル企業との提携を進めています。オリンパスや国内外の医療機器メーカー、手術支援ソリューションを開発するスタートアップとの連携により、医療現場での最新技術を活用した外科手術支援システムの実現が期待されています。

近年、外科手術に関する映像データの重要性が増しており、手術技術の向上や医療の効率化に寄与することが求められています。Surg storageは、このニーズに応えるため、手術動画データベースの構築を進行中です。特に、プロジェクト「S-access Japan」は、内視鏡外科手術のデータベースを構築するための重要な取り組みであり、日本医療研究開発機構(AMED)が推進する先進的医療機器開発事業の一環として実施されています。

このプロジェクトでは、国立がん研究センター東病院の伊藤雅昭氏が研究代表を務めており、産業利用が可能な手術動画データの蓄積を目指しています。これにより、医療業界全体が新たな知見や技術の共有・継承を進め、外科手術の質向上に寄与することが期待されています。

また、Surg storageは医療動画の利活用を通じて、外科手術のクオリティーを向上させるための新たなサービスを提供していく方針です。今後も、医療に関する暗黙的知識の可視化を進め、医療従事者間での連携強化を図ります。

同社の取り組みは、医療の現場で直面している課題を解決する一助となることが期待されています。特に、外科手術における情報共有や技術の継承は、患者に直結する重要なテーマであり、各医療機関間でのデータの流通が今後の医療の質を大きく左右すると考えられます。

株式会社Surg storageの代表取締役社長、平尾彰浩氏は「私たちの目標は、高度な外科手術支援システムを提供し、医療現場をより安全かつ効率的にすることです」と述べています。これからも同社は、医療に貢献するための新しい価値の創造に取り組み続けていくでしょう。

このように、外科手術データベースの構築や動画利活用に力を入れるSurg storageに注目が集まっています。業界が一体となってこのプロジェクトを支え、未来の医療へと進んでいくことが期待されます。


会社情報

会社名
株式会社Surg storage
住所
千葉県柏市柏の葉6-5-1国立がん研究センター東病院 次世代医療機器開発センター2F  手術機器開発室1
電話番号
04-7197-3918

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