2025年を振り返る「今風お墓参り川柳」入選作品発表

全国優良石材店が主催した川柳コンテスト

2025年の社会や流行を反映した「今風お墓参り川柳」コンテストが、全国約150社の石材店からなる「一般社団法人全国優良石材店の会」によって開催されました。このコンテストには驚くことに約1万6000句が寄せられ、その中から厳選された10名の入選作品が発表されました。

2025年の世相を映し出す作品

2025年は、多くの出来事で記憶される年となりました。ドナルド・トランプ氏の大統領再選や、相互関税の問題、コメ価格の高騰、大阪・関西万博など多岐にわたる話題が社会を賑わせました。また、観測史上最も高温を記録した酷暑や、熊の出没問題も深刻でした。これらの出来事は、川柳を通じて興味深く表現されました。特にお墓参りに関連する作品には、笑いをもたらすユーモアが満載です。

今年の入選作品

入選作は、流行語や社会問題を巧みに取り入れた秀逸な作品ばかり。例えば、以下のような作品があります。

酷暑に関する作品：

- 「お墓にも塗ってあげたい日焼け止めかけら」

- 作：女性／大阪府大阪市

- 「墓参り供は日傘とハンディファンほり・たく」

- 作：男性／千葉県松戸市

米の価格高騰をテーマにした作品：

- 「感謝込めお墓に供えるブランド米デコピン」

- 作：男性／長野県駒ヶ根市

大阪・関西万博が成功裏に閉幕したことも、人気キャラクター「ミャクミャク」と共に記憶に残ります。

- 「ミャクミャクと想い受け継ぐ墓参りびっぐべいびー」

- 作：男性／千葉県千葉市花見川区

スポーツの熱狂を感じる作品：

- 「ドジャースの試合の日避け墓参りねねちゃん」

- 作：男性／福岡県北九州市八幡西区

社会問題を反映した作品：

- 「熊よけを鳴らし田舎の墓参りてち」

- 作：女性／奈良県生駒郡

たくさんのユーモラスな作品の中には、時事問題や社会の問題を描いたものも多く見られます。

- 「亡き祖父に卒業証書チラリ見せのがり」

- 作：男性／群馬県渋川市

今年の懐かしさや、世相を振り返る意味で、「今風お墓参り川柳」は素晴らしい機会を提供しています。入選作を通して、2025年の一年もユーモアを交えつつ振り返ってみてはいかがでしょうか。

お墓参りの際に感じたこと、時事問題についての思いを言葉にする素晴らしい方法として、これからも川柳が愛され続けていくことでしょう。