経営分析の深化を支援する新機能が登場しました。クラウド経営管理システム「Loglass」を提供する株式会社ログラスは、11月12日より新機能「非財務科目 階層化」の提供を開始しました。この新機能は、非財務指標(KPIデータ)を階層化することで、多角的なドリルダウン分析を可能にするものです。
従来、企業は業績目標達成に向けた経営分析において、財務指標(売上、粗利、営業利益など)のみで課題特定を行うことが難しく、非財務指標を参照して根本原因や課題を特定し、改善につなげる必要がありました。しかし、非財務指標を様々な視点から分析するには、従来の表計算ソフトでは作業が煩雑で困難でした。
「非財務科目 階層化」では、Loglass上で設定した非財務指標を階層構造化できます。さらに、複数の階層パターンを作成できるため、従来困難だった多角的なドリルダウン分析を可能にしました。財務指標との併用分析により、予実差の根本原因や経営課題をより明確に特定できるようになります。
本機能は、最大6階層まで非財務指標を階層化でき、100パターンまでの階層パターンを設定できます。金額、割合、件数など、異なる単位の非財務指標も階層化可能です。これにより、企業はより柔軟性の高いドリルダウン分析を実行できます。
例えば、BtoB企業は「新規受注数」をチャネル別に階層化することで、どのチャネルで受注が伸び悩んでいるのかを詳細に分析できます。また、店舗型ビジネスでは、「売上」と「来店客数」「購入率」「平均客単価」を階層化することで、売上目標達成に向けた具体的な施策を立案できます。
「Loglass」は、財務データと非財務データを一元管理するデータベースとして機能し、今回リリースされた新機能と組み合わせることで、経営課題の特定をサポートします。ログラスは今後も顧客企業の経営分析の高度化と、スピーディーかつ精度の高い経営判断の実現を支援していきます。