分析業務の生産性向上に貢献!アルバックの新型油回転真空ポンプ「Gv135」登場
株式会社アルバックは、分析機器業界のニーズに応える新型油回転真空ポンプ「Gv135」を発売しました。本製品は、静音性と油漏れ・逆流防止対策を強化し、研究室やオフィスなど静かな環境での使用に最適です。分析業務の効率化、そして快適な作業環境の実現に大きく貢献する製品となっています。
圧倒的な静音性
近年、真空ポンプは研究室やオフィスなど静かな環境下で使用されることが増えています。そのため、分析機器メーカーからは真空ポンプの静音化に対する強い要望が寄せられていました。「Gv135」は、従来モデルと比較して大幅な静音化を実現しました。50Hzで46dB、60Hzで48dBという数値は、作業環境における騒音ストレスを軽減し、快適な作業空間を提供します。従来モデルと比較すると、その静音性の高さは一目瞭然です。
油漏れと逆流を徹底防止
「Gv135」は、油漏れ防止対策として、モータの動力をポンプ室に伝えるシャフト部分に非接触型のマグネットカップリングを採用しています。従来の接触型メカニカルシールでは、モータ軸の回転による劣化で潤滑油が漏れるリスクがありましたが、「Gv135」ではそのリスクを完全に排除しました。これにより、油漏れによる清掃や処理の手間が削減され、作業効率の大幅な向上に繋がります。
さらに、電源オフ時の油の逆流も防止する二重のブロック構造を採用しました。吸気口とポンプ内部のバルブが自動で閉まるため、装置の配管やセンサーへの油の逆流リスクを大幅に低減。装置の保護とメンテナンスコストの削減にも貢献します。
アルバックの技術力
「Gv135」は、アルバックグループの真空技術と長年の経験を結集して開発されました。お客様のニーズに寄り添った設計により、高い信頼性と安定性を実現しています。また、アルバックは今後、シリーズ機種として200L/minの油回転真空ポンプもリリース予定です。
まとめ
「Gv135」は、静音性、油漏れ・逆流防止対策という2つの大きな課題をクリアした画期的な真空ポンプです。分析業務の生産性向上を目指す研究者や技術者にとって、強力な味方となるでしょう。快適な作業環境と高い作業効率を求める企業にとって、導入を検討する価値のある製品と言えるでしょう。
製品仕様
排気速度(50Hz): 135 L/min
排気速度(60Hz): 162 L/min
到達圧力: 5.0×10E-1 Pa
騒音値(50Hz/60Hz): 46 / 48 dB (A)
重量: 28 kg
外形寸法: 166(W)×470(L)×241.5(H) mm
* 電源電圧: AC1φ 100-120 / 200-240V
参考:アルバック公式製品ページ
参考:開発者インタビュー