川崎市のCO2回収
2025-08-20 18:23:26

川崎市、画期的なごみ焼却によるCO2回収実証試験を開始!

川崎市、革新的なCO2回収技術を実証へ



川崎市が新たな取り組みとして、国内初となるごみ焼却処理施設からの二酸化炭素(CO2)回収方法を導入します。このプロジェクトは、JFEエンジニアリング株式会社との共同研究によって実現され、さらには住友化学株式会社の膜分離法を活用して、排気からCO2を効率的に分離・回収することを目指しています。

環境負荷を軽減するCCUS技術


CCUSとは、CO2の回収・有効利用・貯留を行う技術を指します。川崎市の新しいプロジェクトでは、廃棄物処理施設の排出ガスからCO2を分離回収し、その後、農作物や化学製品の生産に利用することが計画されています。この技術により、廃棄物処理過程でのCO2排出量を大幅に削減し、カーボンニュートラルの実現に貢献します。

省スペースの膜分離法とは?


今回の実証試験で用いられる膜分離法は、特殊なフィルターを通じて排ガス中のCO2を分離する技術です。化学吸収法と違い、膜分離法はコンパクトで低エネルギーで運用できるため、より経済的な視点からも期待されています。この分野の研究は進んでおり、川崎市では令和8年3月から実証試験を開始し、その効果を検証します。

官民連携でカーボンニュートラルを目指す


川崎市は「廃棄物処理施設の中長期的な整備構想」に基づき、廃棄物焼却のカーボンニュートラル実現のために様々な取り組みを進めています。このプロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によるグリーンイノベーション基金事業にも採択され、官民協力の重要な一環と言えるでしょう。実証試験を通じて見つかる課題を克服し、新しい廃棄物処理のモデルを確立することを目指します。

未来へ向けた第一歩


川崎市の取り組みは、地域社会における環境意識を啓発することにもつながっています。これからのエネルギー政策や廃棄物処理の在り方について、新たな視点や技術が求められている中で、この実証試験は未来の持続可能な社会に向けた重要な一歩です。市民の皆さんも、このプロジェクトに関心を持ち、環境問題について考える機会にしてみてはいかがでしょうか。もっと詳しい情報は、川崎市環境局のホームページをチェックしてみてください。

川崎市環境局のホームページ

問い合わせ先


川崎市環境局施設部処理計画課
電話: 044-200-2586


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会社情報

会社名
川崎市
住所
神奈川県川崎市川崎区宮本町1番地
電話番号
044-200-2297

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