脱炭素経営EXPO【春】での新機能発表とCO2削減の取り組み
2025年2月19日から21日まで東京ビッグサイトで開催された第6回脱炭素経営EXPO【春】に、e-dash株式会社が出展しました。当社は、CO2排出量の可視化と削減を支援するシステム「e-dash」を提供しており、ブースではその機能を展示しました。
「e-dash」は、CO2排出量を簡単に算出・可視化できるクラウドサービスとして、多くの関心を集めました。来場者は、デモ画面やセミナーを通じて、このサービスの効用を体験しました。最近、企業に対するESG情報開示の要請が高まる中、事務作業の効率化を図るための新サービス「BPaaS」が特に注目を集めました。このサービスでは、企業がCO2排出量を算定するために必要なデータ収集や集計を代行できるため、多忙な担当者にとって大きな助けとなります。
また、ミニセミナーで行われた「初めてのScope 3算定方法」といった講演は、多くの参加者に支持され、企業のCO2排出量削減に向けた意識を高めました。特に、サプライチェーン全体における排出量の算定が重要視されていることが伺えます。
出展のハイライト
今回は、中野製薬と三井物産が共に登壇した特別講演も行われました。テーマは「中野製薬が理美容業界の初の事例として進めるサステイナビリティ経営」で、実際の取り組みについての紹介がありました。中野製薬は、脱炭素への取り組みを競合他社と差別化するため、2021年から本格的にこの施策を進めてきました。「LCA Plus」により、2024年7月には理美容業界で初めて製品のカーボンフットプリントを算定・開示するとしています。また、同年10月までに非生産拠点の電力使用分を100%再生可能エネルギーに切り替えました。
中野製薬の研究開発本部長、坪西氏は、電力の再エネ化の迅速な実現の背景を語り、「最初は進め方がわからなかったが、e-dashのアドバイスで非化石証書を調達した」と述べています。他方で、e-dashの今泉部長は、「再エネ化の計画提案を通じて、コスト削減も果たせる」と自社のサービスの効果を説明しました。
e-dashの概要
「e-dash」は、CO2排出量削減へ向けた幅広いサポートを提供するプラットフォームです。ユーザーは、電気やガスなどの請求書をアップロードするだけで、自社のCO2排出量を自動的に算出できます。また、サプライチェーン全体の排出量や、特定の施策の実行支援も行っています。これにより、企業は脱炭素の取り組みをより効果的に進めることが可能となります。
脱炭素の時代において、ビジネスの戦略的要素としての取り組みが求められています。e-dashは、その一翼を担い、企業にとっての競争力向上に貢献しています。旗艦プロジェクトとして、企業の持続可能な経営に寄与する役割を果たすことでしょう。
さらなる詳細は、e-dashの公式サイトまたは関連するリンクから確認できます。