テラドローン、経産省からの補助金プロジェクトを受けて新たな挑戦へ
テラドローン株式会社は、経済産業省の令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」において、2件のプロジェクトが採択されたことを発表しました。この補助金制度は、日本企業による新興国市場での社会課題解決を支援するためのもので、テラドローンはこの機会を活用し、アラブ首長国連邦での運航管理システム(UTM)実装を進めることを目指しています。
採択された2つのプロジェクトの概要
1. アラブ首長国連邦(UAE)での物流ドローン関連の実証事業
このプロジェクトは、アラブ首長国連邦において物流ドローンとUTMの相互運用性を検証することが目的です。具体的には、UTMを使用したドローンの物流運用について実証実験を行い、将来的にはこの技術を社会に実装することを目指します。事業期間は交付決定日から2026年2月28日までで、航空安全や運用拡張性を考慮した実証が進められます。
2. UAEとサウジアラビアでのUTM活用調査事業
もう一つのプロジェクトでは、UAEおよびサウジアラビアにおけるドローンと空飛ぶクルマのUTM活用についての調査が行われます。サウジアラビアの「Vision 2030」において、ドローンの普及促進が重要視されていることから、両国でのUTMの導入が期待されています。この調査を通じて、展示会への出展や、市場調査を実施し、今後の事業化可能性を探ります。
テラドローンの実績と未来への展望
テラドローンは、ドローンおよび運航管理システムの開発・提供に注力し、これまでに3000件以上の実績を誇ります。特に、UTMは世界で10カ国以上に導入されており、その信頼性が評価されています。また、テラドローンは2020年以降、産業用ドローンサービス企業として業界ランキングで上位に位置しており、2024年には世界1位を獲得する見込みです。
さらに、テラドローンは「Unlock “X” Dimensions(異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する)」というミッションのもと、社会課題の解決に貢献することを目指しています。ドローンや空飛ぶクルマの普及を見越した取り組みは、”低空域経済圏のグローバルプラットフォーマー”として、今後のビジネスに大きな影響を与えることでしょう。
まとめ
テラドローンの経済産業省からの補助金採択は、国際的なドローン市場での存在感を高める大きなステップです。この情報は、ドローン業界や新興国市場に興味のある多くの方々にとって、注目すべきポイントとなるでしょう。今後のプロジェクトの進展に目が離せません。詳細は
テラドローン公式サイトをご覧ください。