精神科医・和田秀樹氏が贈る、楽しむための健康の心得とは

死ぬまでラーメンを食べたい！

精神科医の和田秀樹氏が贈る最新刊『健康診断の数値におびえず楽しく生きる50の心得』が、12月15日に刊行されます。和田氏はこれまで『80歳の壁』や『60歳からはやりたい放題』などのベストセラーを手掛け、累計1000万部を超える著書を持つ著名な医師です。本書では、健康診断の結果に悩まされることなく、自分らしく充実した人生を送るためのヒントを50の心得として紹介しています。

健康診断とは何なのか

多くの人々が、健康診断の結果に過剰に反応してしまう現実があります。特に、年齢が関係する健康指標として血圧や血糖値、コレステロール値が取り上げられます。しかし、和田氏は「健康診断の基準値に振り回される必要はない」と言います。数値が基準を外れたからといって、必ずしも病気であるとは限りません。

「安心のために薬を飲む必然性はない」と語る和田氏は、自身も生活習慣病を抱えているため、高齢者医療に関する深い知識と豊富な経験を持っています。これまで30年以上にわたり高齢者医療の現場に関わってきた彼は、健康診断の数値におびえるのではなく、より良い生活を送る工夫や選択肢を提案しています。

50の心得の内容

本書は、特に40代後半からの人生を豊かに生き抜くための具体的なアドバイスが詰まっています。以下はその一部です：

1. 持病があるけれど楽しむ: 健康には個人差があり、基準値に当てはまらない人も多い。持病を持っていても、人生を楽しむための工夫を見つけてほしい。
2. いい医者と病院の選び方: 自分との相性や、専門性を重視した医師選びの重要性を解説。活気のある医院選びも学生時代の友人を見つける感覚で。
3. 賢い患者になる: 長生きを目指すだけでなく、質の高い人生を送るために自分の価値観を整理し、医師と円滑にコミュニケーションを取る方法。
4. 健康維持の新しいアプローチ: 新しい趣味や食事法を提案し、年齢に制限されず楽しむことが可能であることを強調。
5. 健康を維持する食事方法: 煩わしい制限を設けず、楽しみながら健康を保つための食事法を具体的に示しています。