関西大学の学生団体が挑んだ万博の軌跡と解散式の意義

関西大学万博部の挑戦と解散式

関西大学の公認学生団体「関大万博部」が、2023年5月に発足し、万博に向けた活動を続けてきた2年半の歩みを締めくくります。スローガンに「私たちがやらなきゃ誰がやる！？」「万博のワクワク感を伝えたい！」を掲げ、メンバーは初年度の20人から総勢140人に増加。多岐にわたるプロジェクトを展開し、万博の魅力を広めてきました。

万博に挑む学生たちの情熱

関大万博部は、初年度に20人の仲間とともにスタートし、翌年には新しいメンバーたちが加わり、8つのプロジェクトを立ち上げました。学生たちは「万博をつくるのは関大だ」という思いで、未来社会のデザインを共に考え、その理念に基づいて動き出しました。

キャンパスから夢洲へ、二つのステージでの活動

万博が開幕すると、部の活動はさらに活発化。夢洲会場では「夢洲関大Days」を開催し、ステージパフォーマンスや体験型の展示を通じて訪れる人々と共に、命が輝く社会を表現しました。そして、キャンパス内では「関大万博Weeks」を設け、地域住民も参加する「関大万博フェスタ～巡縁祭～」を企画し、4,000人以上が来場するなど大いに盛り上がりを見せました。

解散式の開催と学生たちの足跡

解散式は2025年12月4日（木）に関西大学千里山キャンパスで開催されます。この日は、現在までの活動を振り返り、学生たちの努力や成長を称える場となる予定です。理事長や学長をはじめとした大学の役員や教職員、校友会の関係者も出席し、学生たちの挑戦の成果を共有します。

この2年半で実施された22件のイベントが、関西大学と万博事業の中で有意義な存在となったことは間違いありません。解散することにはなりますが、参加者たちが築いてきた「共創のレガシー」が今後どのように受け継がれていくのか、学生たちの今後の動向にも期待が寄せられます。