働く環境を変える「Building 2 Bottle」プロジェクトが始動
日鉄興和不動産株式会社が、2024年8月26日から10月31日まで、東京都港区赤坂の赤坂インターシティAIRにて、マイボトル利用の促進を目指す「Building 2 Bottle」プロジェクトを展開します。本プロジェクトは、環境意識を向上させ、環境アクションの取組みを広めることを目指しています。日鉄興和不動産は、象印マホービン、株式会社SEAMES、株式会社メイスイなどと協力し、より効果的な取り組みを推進していきます。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、日鉄興和不動産の社内シンクタンク「ライフデザイン総研」によって企画されました。2022年3月には、講談社が出版する『FRaU』との協業でSDGsに関するオンラインワークショップを実施し、環境問題への応答としてのアイデアを模索しました。その後、2023年12月20日から2024年2月29日には、日鉄日本橋ビルでのマイボトル利用を促進する実証実験に取り組みました。この実験からマイボトル利用者の意識が高まった一方で、新規利用者の獲得に関しては限界がありました。この経験をもとに、赤坂インターシティAIRでの新たな実証実験を決定しました。
「Building 2 Bottle」プロジェクトの内容
環境アクションカルチャーの設計
本プロジェクトでは、オフィスでの環境アクションカルチャーを築くことを目指しています。個人が自分の「マイボトル」を使用することから得られるメリットを強調し、環境への配慮を促すだけでなく、社員同士のコミュニケーションを促進することを狙っています。マイボトルの利用が自然と働く文化を形成し、環境への意識を育む基盤とすることが目標です。
参加方法
1.
テナント向けプログラム: 参加テナントのオフィスに象印マイボトル洗浄機を設置し、マイボトル専用の無料飲料を提供します。これにより、洗浄や持ち運びに関する課題を解決し、自然とマイボトルが使われる環境を整えます。洗浄機は約20秒で1ボトルを洗浄でき、簡単な操作で利用可能です。
2.
意思表示プログラム: テナント企業やその従業員に対し、マイボトル利用の宣言を促すプログラムを実施します。この宣言の数に応じて、多様なリワードが提供され、社員の交流や積極的な行動を後押しすることを目的とします。また、得られたデータを基にした使い捨てプラスチックコップやペットボトルの削減量を可視化し、モニュメントとして展示する計画も進行中です。
参加企業の紹介
「Building 2 Bottle」プロジェクトには、オカムラやドコモビジネスソリューションズなど、計12社が参画しています。各社が持つ専門性を活かし、相互に補完し合うことでプロジェクトの成功を目指します。
最後に
この「Building 2 Bottle」プロジェクトは、オフィスの環境を見直し、持続可能な新しい働き方を提案するものです。マイボトルを通じて、個々の行動が環境問題の解決につながることを期待しています。今後の進展に注目したいところです。