Kubernetesに関する無料オンラインコースが登場
2025年1月30日、Linux Foundationは「Kubernetes入門 (LFS158-JP)」という無料のオンラインコースを提供開始しました。このコースは、Kubernetesを用いたコンテナオーケストレーションの導入を考えているチームや、これから何を学べばよいかを模索している方に最適です。
このコースを通じて、Kubernetesとそのクラウドネイティブな利用方法について基礎から学ぶことができます。受講者は、ソフトウェアコンテナのオーケストレーションをシンプルにしつつ、インフラストラクチャを複雑化させることなく、Kubernetesの活用を広げる手法を習得します。日本語での受講が可能なため、より多くの新しいユーザーがクラウドの世界に触れる機会を提供することを目的としています。
オンラインコースは、自分のペースで進められ、所要時間は15〜20時間程度。内容は、Kubernetesの起源、アーキテクチャ、また主要なコンポーネントやビルディングブロックについて包括的に学習します。特に利用者に役立つのが、Minikubeを利用したKubernetesクラスタの設定方法や、アプリケーションのデプロイとアクセス方法についての詳細な説明です。学習を進めることで、Kubernetesコミュニティの参加方法や、その有用性についても理解を深めることができるでしょう。
受講を終えた際には、クラウドネイティブな環境への移行プロセスを始めるための基礎が整います。修了者にはデジタルバッジが発行され、履歴書にも記載可能です。また、このコースは、次のステップとして考えられる「Kubernetesとクラウドネイティブ基礎 (LFS250-JP)」や「Kubernetes基礎 (LFS258-JP)」、「Kubernetesアプリ開発 (LFD259-JP)」など、より高度なスキルを学ぶための前提条件として推奨されています。
Linux Foundationの調査レポートによると、クラウド技術の需要が高まる中で、技術系人材が不足しているという現状も明らかになっています。特に51%の組織がクラウドを主に利用している中で、スキルを持つ人材の不足が大きな課題とされています。この無料コースは、個人や企業がそのスキルを効率的に向上させ、競争力を高めるための貴重な機会です。
Linux Foundationは、オープンソース技術を通じて大規模なイノベーションをを促進するために活動しています。Kubernetesもその重要なプロジェクトの一つであり、今後ますますの人材育成が期待されます。受講後の進捗は早く、クラウド技術に関する新たな知識とともに、より高度な専門的な資格取得への道も開かれます。
クラウド関連の技術を学びたい方、Kubernetesに興味のある方は、ぜひこのコンテンツを活用して、次のステップへと進んでいきましょう!
Linux Foundationの詳細については、公式サイトで確認できます。