「非認知能力」が教育現場で注目を集める!
2024年10月、大阪で開催された日本最大級の教育総合展「第7回EDIX(教育総合展)関西」にて、e-ラーニングサービスを提供する株式会社イー・ラーニング研究所はブース出展を行いました。
同社はブース来場者に対して「教育トレンドに関する調査」を実施し、興味深い結果が明らかになりました。
教育関係者の注目ポイント:非認知能力への関心の高まり
調査によると、教育関係者の間で最も注目されている教育トレンドは「非認知能力」であることが判明しました。
非認知能力とは、学力とは異なる、忍耐力や協調性、コミュニケーション能力などの力を指します。近年、社会で活躍できる人材には「グリット(やり抜く力)」が重要であるという米国の研究発表をきっかけに、日本でも注目を集めています。
調査では、約8割の教育関係者が非認知能力の教育における重要性を認識していることが分かりました。また、「教育分野で注目しているキーワードやトピックはございますか?」という質問に対して、最も多くの回答が「非認知能力」と「個別最適化学習」だったことも注目すべき点です。
教育現場の課題:学力重視の教育への疑問
調査では、教育現場や事業に携わる人々が抱える課題として、「学力重視の教育になってしまっている現状」が挙げられました。
さらに、「今後、より学習すべき教育テーマとして求める内容・サービスはございますか?」という質問に対しては、「キャリア教育」「金融リテラシー教育」「探究学習」といった回答が多く見られました。
これらの回答から、教育関係者は、学力だけでなく、子どもたちが将来社会で活躍するために必要な多様な能力を育むことの重要性を認識していることがうかがえます。
イー・ラーニング研究所の取り組み:未来の学びを支援するサービス
イー・ラーニング研究所は、このような教育現場のニーズに応えるため、キャリア教育用ボードゲーム教材「子ども未来キャリア」や、小中学生向けの動画教育サービス「スクールTVプロフェッショナルエディション」を提供しています。
「子ども未来キャリア」は、ボードゲームを通じて疑似体験や学習を組み合わせることで、子どもたちが主体的に楽しくキャリアについて学べる教材です。
「スクールTVプロフェッショナルエディション」は、全国の主要科目の教科書内容に対応した約1,000本の授業動画を配信し、動画に連動した問題が出題されるインタラクティブなドリルを提供することで、子どもたちの学習意欲を高めることを目指しています。
同社は、これらのサービスを通じて、子どもたちに学びの機会を提供し、将来の夢や目標に向かって挑戦する姿勢を育むことを目指しています。