横浜で始まった新たなライドシェア「Limeラクモ」
世界中で電動モビリティシェアリングサービスを展開しているLimeが、このたび横浜エリアでのサービスを正式にスタートさせました。観光名所の赤レンガ倉庫や大さん橋を含む複数の地点で運用が開始され、観光客や地元住民の移動をより便利にする新たな選択肢を提供します。
1. LimeとeBoardの提携で実現した利便性の向上
このサービスは、株式会社eBoardとの提携によって実現しました。eBoardは横浜での電動モビリティ事業に豊富な実績を持つ企業で、観光客が利便性を享受できるようにポートを設置してきました。Limeの新サービスでは、特に注目されるのは電動シートボード「Limeラクモ」です。座って走行できるこのシートボードは、観光中の移動を快適にし、様々な年代の利用者に支持されています。
2. 横浜の観光課題とそれを解決する取り組み
横浜港は2023年、国内最多のクルーズ船寄港地として知られ、多くのインバウンド旅行者を受け入れています。しかし、訪問客の大半がそのまま都心や鎌倉へ向かってしまい、地元の消費を促す機会が損なわれています。Limeはこの問題解決に向けて、観光名所から横浜市内の各地へスムーズな移動を提供することで、観光客が横浜での滞在を充実させられる環境づくりを進めています。
3. 設置ポートと今後の展開
現在、Limeは横浜で9か所のポートを開設し、合計63台の電動シートボードを用意しています。主な設置場所には赤レンガ倉庫、大さん橋国際客船ターミナル、横浜マリンタワーなどがあります。今後は、観光客だけでなくビジネスパーソンや地域の住民も利用できるよう、さらなるサービスエリアの拡大を図る意向です。
また、eBoardとの協力のもと、営業活動や地域との連携を強化し、スポーツやビジネスシーンにおいても活用されるモビリティサービスを目指します。
4. Limeラクモの特徴と利用方法
「Limeラクモ」という名称は、「楽に乗れる」「気軽に使える」という意義を含んではおり、ユーザーにとって親しみやすい存在として進化しています。利用者は専用アプリを通じて車両の予約を行い、あらかじめ指定されたポートで乗車し、目的地近くで返却できるため、非常に便利です。また、アプリには安全教育プログラムも搭載されており、利用開始時にしっかりとした基礎知識を得ることができます。
5. 安全への取り組み
Limeは、利用者の安全を最優先事項として、多角的な取り組みを実施しています。包括的な安全教育や、ヘルメット着用を促進するための「ヘルメットセルフィ」制度の導入、さらには自社開発による安全性の高い車両設計など、利用者が安心してサービスを利用できる環境を整えています。このような取り組みにより、Limeは地域に根ざしたモビリティインフラの構築を進めています。
横浜の観光シーンに新たな風を吹き込むLimeの取り組み。今後の展開にも期待が高まります。あなたもぜひ新サービスを体験し、横浜の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか?