関野吉晴が旧石器時代に挑む冒険と映画制作の新プロジェクト

関野吉晴が挑む異色のタイムトラベル計画

探検家で医師の関野吉晴（75）が、さらなる冒険に乗り出しています。彼の新たな挑戦は、我々が普段考えることのない「旧石器時代」に遡ることです。このプロジェクトでは、彼がマンモスハンターとしての生活を体験し、その様子を記録した映画を制作することを目指しています。その資金調達のため、現在、クラウドファンディングを実施中です。

グレートジャーニーの続き

関野は以前にも「グレートジャーニー」と称した旅を行い、人類の移動ルートを自らの足で踏破しました。しかし、心の奥にはまだ探求したいものが残っていました。それは、古代人が経験した生活様式への理解です。彼は、旧石器時代の技術を学び、その中で暮らすことで、即物的な現代社会と過去の価値観の違いを感じたいと考えています。

DIY精神と古代技術の再発見

プロジェクトは2022年に開始され、石器を自ら作り出すことから始まりました。打製石器で木を伐採するという作業は、現代の効率性とは遠く離れたもの。しかし、関野はこのプロセスに意味を見出し、スピードを落とすことで古代の技術を学ぼうとしています。物事への接し方がどう変わるのか、彼自身が体験しながら探求していく旅でもあります。

採集狩猟文化の再発見

関野は最初、東京の森で家を作ることからスタートしましたが、次第に新潟や北海道など、採集狩猟文化が息づく地域へとフィールドを広げています。彼は古代の知恵や技術を理解し、現代と古代の人々の自然に対する関わりを考察し続けています。

映画制作の進行とクラウドファンディング

このプロジェクトには映画監督の江藤孝治も参加しており、関野の旅の様子を撮影しています。関野は自らもプロデューサーとして関わっており、医師としての収入を撮影資金に充ててきましたが、全国を舞台にするとなると資金が必要となり、クラウドファンディングを決意しました。現時点で500万円を達成しましたが、目指すは800万円です。