新しい食の価値観
2023-04-01 09:00:02
魅力満載の野菜料理で伝えたい新しい食の価値観
野菜料理を通じた新たな価値観の探求
野菜の魅力に引き込まれたのは、18歳のときのこと。フランス留学中に出会った野菜の味は、ただの食材以上の存在を感じさせてくれました。「大地の味がする」と感じ、その瞬間から我が人生の料理人としての方向性が定まりました。その後、様々な料理を学び、多様なレストランでの経験を重ねる中で、特に野菜の美味しさを伝える料理人になりたいとの思いが強まり、独立してフリーランスの道へ進むことを決意しました。
野菜と地球環境の問題
私が野菜と向き合う中で、地球が抱える環境問題の現実も見えてきました。2015年、持続可能な開発目標であるSDGsが採択された頃から、地球環境への意識が高まっています。しかし年々状況は厳しくなっており、例えば世界での大豆の大半が家畜の飼料として消費されている一方で、8億2000万人もの人々が食料不足に苦しんでいます。この事実から、私たちの食生活がいかに持続可能性に欠けているのかを痛感しました。
さまざまな人々が環境保護に目を向けてveganの選択をし始めているのも、このような背景からです。日々変化する消費者の選び方も、より意識的になっており、有機栽培や固定種の野菜を選ぶ人が増えてきています。野菜の本来の味を知り、その魅力を感じることは、私たちが未来へ向けて大きく前進する第一歩だと感じています。
料理を通じたメッセージ
私が料理を通じてできることは、野菜の魅力をしっかりと伝えることだと確信しています。いきなり生活を変えることは難しいかもしれませんが、日々の食生活に少しずつ野菜を取り入れることで、多くの人がその魅力に気づき、地球との共生を実感できるはずです。大地の恵みに感謝し、バランスよく食べる喜びを共に分かち合いたいと思っています。
今日も私はキッチンで、丁寧に野菜を調理しています。まるで大切な子供のように、ひとつひとつを愛情込めて扱っています。私の料理が誰かのもとに届いたとき、それが新しい価値観のきっかけになってくれますようにと、心から願っています。
食と多様性の未来へ
今、食の多様性が重視される時代において、私はお肉や魚を使った料理も手がけます。食物連鎖の中で命をいただくことは、全ての食材に対する感謝の気持ちを持つことが大切だと感じています。人々がそれぞれの食の選択肢に対して理解を深め、それぞれが楽しく食を享受できる未来を願っています。
私の目指すのは、野菜料理の美味しさを伝えること。目の前の人を幸せにする料理を通じて、地球と共に生きる新たな食の価値観を広めていきたいです。多様な価値観が融合し、新たな食の提案が生まれることを願っています。
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takaya odashima
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