北九州銀行と中小企業退職金制度支援協会が業務提携で地域活性化へ

北九州銀行と中小企業退職金制度支援協会、業務提携で地域活性化を目指す

北九州銀行と一般社団法人中小企業退職金制度支援協会は、中小企業における企業型確定拠出年金（DC）導入支援において業務提携契約を締結しました。少子高齢化が進む中、中小企業従業員の老後資金準備の不足は深刻な社会問題となっています。大企業に比べ、中小企業では企業年金制度の整備が遅れているケースが多く、従業員の将来への不安は、働きがい、ひいては地域経済の活性化にも影響を与えます。

今回の業務提携は、この問題解決に向けた大きな一歩です。中小企業退職金制度支援協会は、企業型DC導入支援において豊富な実績とノウハウを持ち、特に従業員向けの投資教育プログラムに強みを持っています。北九州銀行は、地域経済を支える基幹金融機関として、数多くの地元企業との繋がりを有しています。両者の連携により、北九州銀行の顧客である中小企業に対して、協会が企業型DC導入に関する情報提供やサポートを行うことで、従業員の将来設計支援を促進し、ひいては地域社会全体の活性化を目指します。

中小企業が企業型DC導入をためらう背景

中小企業が企業型DCの導入に消極的な背景には、制度の複雑さや導入コスト、従業員教育への負担など、様々な要因が考えられます。大企業とは異なり、人事部門の体制が整っていない中小企業にとって、新たな制度導入は大きな負担となる可能性があります。また、従業員への周知徹底や教育も、企業規模の小さい中小企業にとっては容易ではありません。

協会の役割

中小企業退職金制度支援協会は、これらの課題を解決するため、中小企業に合わせた分かりやすい情報提供や、導入にかかる手続きのサポート、従業員向けの投資教育などを提供します。協会の専門家による丁寧なサポート体制により、中小企業でも安心して企業型DCを導入できる環境づくりを目指しています。

北九州銀行の役割

北九州銀行は、長年培ってきた地域密着型の営業体制を活かし、中小企業への情報発信や、協会との連携によるスムーズな導入支援を推進します。顧客企業へのきめ細やかな対応を通じて、企業型DC導入による従業員のエンパワーメントと、ひいては地域経済の活性化に貢献します。

期待される効果

本業務提携による効果として、まず中小企業従業員の老後資金準備の充実が挙げられます。企業型DCの導入により、従業員は安心して将来設計を立てることができ、企業にとっても優秀な人材の確保・定着に繋がります。また、従業員の生活水準の向上は地域経済の活性化にも貢献し、結果として地域社会全体の豊かさを実現する可能性を秘めています。

今後の展開

両者は、今後も連携を強化し、セミナー開催や個別相談会の実施など、様々な取り組みを通じて中小企業への企業型DC導入支援を積極的に推進していきます。地域経済の活性化に貢献するこの取り組みは、今後ますます注目を集めると期待されます。

企業概要

一般社団法人中小企業退職金制度支援協会
代表理事：花城正也、竹下裕志
所在地：福岡県福岡市中央区谷2丁目14-8
URL：https://dc-chutaikyo.com/

株式会社北九州銀行
取締役頭取：嘉藤晃玉
本店所在地：北九州市小倉北区堺町1丁目1番10号
URL：https://www.kitakyushubank.co.jp/