AIレセプト点検業務の進化
医療業界での業務効率化が求められる中、株式会社mutexが提供するAIレセプト業務支援SaaS「Reze」は、革新的な機能「AIレセチェッカー」をリリースしました。この新しい機能は、レセプト点検業務において査定や返戻のリスクを減少させ、確認作業をスムーズに行うことを目指しています。
AIレセチェッカー誕生の背景
レセプト点検は、医療機関が診療報酬を請求するために必要な業務ですが、その複雑さから多くの課題が存在しています。特に、従来のレセプトチェッカーでは、警告が多すぎて点検に時間がかかることや、カスタマイズが困難であるために、担当者による属人化が進むことが問題視されていました。これによって、実際に問題のない算定がエラーとして検出され、無駄な指摘が増える結果につながっていました。
株式会社mutexは、こうした課題を解決するため、AIによるチェックを導入しました。このことで、高い精度の点検を維持しながら、カスタマイズを簡単に行えるシステムを実現しました。
AIレセチェッカーの特長
1. 高精度なチェック
AIレセチェッカーは、審査機関のフローを考慮し、システムによる一次点検後にAIが最終判断を行う設計になっています。これにより、形式的な条件に依存せず、柔軟な点検が可能になります。
2. 簡単なカスタマイズ
複雑な設定は不要で、自由テキスト入力によるカスタマイズが可能です。「このケースを確認したい」や「この算定は除外したい」といった内容を入力することで、AIが自動で解釈し、運用に合わせた点検ルールを適用します。
3. 実際の審査結果に基づく指標
毎月返却される査定結果をもとに、点検内容を見直すことができます。これにより、実際の審査傾向に即した点検が実現され、運用の精度が向上します。
4. AIによる継続的な精度改善
AIは、利用を重ねることで点検対象の判断精度が向上する設計になっています。医療機関間で集められた匿名データを利用することで、継続的に点検精度の向上を図ります。
今後の展開
「Reze」では、今後も「返戻・査定ワークスペース」機能や「症状詳記AI」機能などを展開予定です。そして、返戻や査定に関する対応方針を提示する「返戻/査定対応AI」機能も予定しています。この機能により、担当者はより効率的に業務を進めることが可能となります。
株式会社mutexは、レセプト業務の完全自動化を目指し、今後も技術革新を進めてまいります。
会社情報
企業名:株式会社mutex
所在地:東京都文京区本郷4-1-4 Design Place α 802
代表者:代表取締役 熊澤 洸平
設立:2022年2月10日
資本金:約6000万円
事業内容:ソフトウェア及びハードウェアの企画・開発・販売など
公式サイト:
mutex
【お問合せ】
E-Mail:
[email protected]
TEL: 090-7388-4632