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トラスコ中山、新潟の物流センターで上棟式を執り行う

2023年、トラスコ中山株式会社は新潟県三条市に新設される物流センター「プラネット新潟」の上棟式を無事に開催しました。このセンターは、会社の成長を支える重要な施設となる予定で、2026年8月の稼働を見据えています。これにより、より多くのお客様に迅速かつ効率的なサプライを提供することを目指します。

上棟式の様子

上棟式には、トラスコ中山株式会社の代表取締役社長 中山哲也氏をはじめ、設計を担当する株式会社日建設計の佐藤健氏、施工を手掛ける鹿島建設株式会社の木村淳二氏が出席しました。式では、伝統的な儀式が執り行われ、建設の無事を祈願しました。

プラネット新潟の役割と意義

新潟県三条市におけるプラネット新潟の設立は、既存の「HC東日本物流センター」の老朽化および在庫管理能力の限界に対処するための大きなステップです。新しい施設の導入により、効率的な作業環境を構築し、ホームセンターをはじめとした顧客の多様なニーズに対応することが期待されています。具体的な役割は以下の通りです。

1. ホームセンタールート向け納品体制の強化

ホームセンターへの納品は、売上拡大とともに、既存物流センターの限界に迫っています。プラネット新潟の導入により、ストアブランドの在庫管理や、店舗ごとの仕分け納品に柔軟に対応できるようになります。これにより、顧客満足度を大きく向上させる計画です。

2. 大物商品の出荷センター

また、プラネット新潟はファクトリールート向けに大物商品の出荷センターとしての役割も果たします。最新の物流機器を有する「プラネット埼玉」と連携し、全国的に80万アイテムを即納できるシステムを構築します。この連携により、効率的かつ迅速な物流が実現される予定です。

3. 海外メーカー商品のストックセンター

トラスコ中山は国内外の製品を取り扱うため、海外製品の取り扱い拡大にも注力しています。新潟には海外商品の在庫補充機能を持たせることにより、特に日本海ルートを利用した効率的な物流が見込まれています。

4. 新潟支店の在庫確保

新設されるプラネット新潟に併せて、新潟支店も移転します。地域のお客様へ「最速」「最短」「最良」の納品を実現するための在庫確保にも力を入れる方針です。

プラネット新潟の基本情報

プラネット新潟は以下の概要で計画されています。

• - 所在地: 新潟県三条市福島新田字松橋下丁431番2
• - アクセス: 上越新幹線燕三条駅より7㎞（車で15分）
• - 敷地面積: 7,956坪（26,300 ㎡）
• - 延床面積: 14,622坪（48,338 ㎡）
• - 建物構造: 複合構造、免震構造、消雪装置設置
• - 階数: 倉庫4階、事務所3階
• - 保管能力: 16万アイテム、日々の出荷行数は3.5万行

建物着工は2024年8月を予定しており、竣工は2026年3月を見込んでいます。ホームセンタールート向けの出荷開始は2026年8月が予定されています。

この新しい物流センターが、どのように地域経済や業界全体に貢献するのか、今後の展開が期待されます。

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