タイヤ故障予知で稼働率UP
2024-07-04 15:19:12

住友ゴム工業、ロジスティードとタイヤ故障予知の実証実験開始!トラック稼働率向上へ

タイヤ故障予知で物流業界の課題解決へ!住友ゴム工業とロジスティードが実証実験を開始



住友ゴム工業株式会社は、ロジスティード株式会社と共同で、トラックの稼働率向上に向けた実証実験を開始しました。この取り組みは、住友ゴム工業が開発した「タイヤ空気圧・温度管理サービス」をロジスティードが保有するトラックに導入することで、タイヤの故障を事前に予測し、車両の稼働率向上、安全性の向上、点検業務の効率化を目指します。

タイヤ空気圧・温度を監視、スローパンクも早期発見



今回の実証実験では、ロジスティードのトラックにタイヤ空気圧監視システム(TPMS)を装着し、タイヤの空気圧と温度を常時監視します。走行中に異常が発生した場合、ドライバーに通知されるだけでなく、車載用通信機から住友ゴム工業のクラウドに情報が送信され、運行管理者にもメールで通知されます。

従来のタイヤ空気圧点検では発見が難しかったスローパンクも早期に発見することが可能となり、タイヤトラブルによる車両の稼働停止時間を短縮し、ドライバーと積荷の安全確保に貢献します。さらに、適正な空気圧管理による燃費向上や、運行前点検の効率化にも期待されています。

ドライバー不足の課題解決にも貢献



住友ゴム工業は、これまで数十社の運送会社や車両リース会社、レンタカー会社と「タイヤ空気圧・温度管理サービス」の実証実験を実施してきました。海外では、2023年に米国Viaduct社とフリートマネジメントサービス事業の実証実験を開始しています。

今回のロジスティードとの実証実験は、ドライバー不足が深刻化する物流業界の課題解決にも貢献していくことを目指しています。タイヤの故障予知による車両稼働率向上は、物流の効率化に繋がり、人手不足の解消に繋がる可能性も秘めています。

「SMART TYRE CONCEPT」の更なる発展へ



住友ゴム工業は、次世代車両技術であるCASEやMaaSに対応する高い安全性能・環境性能を実現するために、「SMART TYRE CONCEPT」を掲げ、タイヤ開発および周辺サービスの開発を進めています。今回の実証実験を通じて、タイヤの故障予知が車両稼働率向上に寄与することを確認し、SMART TYRE CONCEPTの中核を担う「センシングコア」および関連サービスの開発を加速させていく予定です。

ロジスティード株式会社について



ロジスティード株式会社は、国内外で物流事業、情報システム開発などを展開する企業です。今回の実証実験を通じて、住友ゴム工業と連携し、安全で効率的な物流サービスの提供を目指しています。

会社概要



社名: ロジスティード株式会社
URL: https://www.logisteed.com/jp/
本社所在地: 東京都中央区京橋二丁目9番2号 ロジスティードビル
代表者: 代表取締役会長兼社長執行役員 中谷康夫
創業: 1950年
事業内容: 国内および国際物流事業、情報システムの開発 等

まとめ



住友ゴム工業とロジスティードによるタイヤ故障予知の実証実験は、物流業界の課題解決に貢献する取り組みとして注目されています。この取り組みが成功すれば、タイヤの故障を事前に防ぎ、車両稼働率向上、安全性の向上、点検業務の効率化に大きく貢献すると期待されます。


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