株式会社オンワードホールディングスの新方針
2023年2月3日、株式会社オンワードホールディングス(本社:東京都中央区)は、"カスタマーハラスメントに対する基本方針"を策定し、その内容を公開しました。この背景には、近年のカスタマーハラスメントが社会で深刻な問題となっている現状が影響しています。そこで、同社は従業員を守るための対策を強化する必要があると判断しました。
カスタマーハラスメントとは
カスタマーハラスメントとは、お客様からの要求が妥当性を欠いている場合や、その要求を実現するための手段が社会的に不適切であるとされる行為を指します。これにより、従業員の就業環境が脅かされることがあります。具体的には、長時間にわたって拘束する行為、常態的なクレーム、暴力的な言動、従業員への侮辱的な発言、また他の顧客への迷惑行為などが例として挙げられます。
新たな基本方針の策定
この方針を定めるにあたって、オンワードグループは社内の専門委員会を設置し、厚生労働省が提供する"カスタマーハラスメント対策企業マニュアル"や社内から集めたアンケートを基に、現実的かつ具体的な意義のある方針が策定されました。これにより、社員には安心して働ける環境が整うことを目的としています。
対応フローと相談窓口の設置
基本方針では、カスタマーハラスメントが発生した際の対応フローを明確化しました。専用の相談窓口も設置し、発生件数に応じて迅速に対策会議を開く体制が整えられています。これにより、適切な部門と連携しながら、問題解決に向けたスピーディーな対策が講じられることになります。
社員の多様性を生かした経営
オンワードグループは、"ヒトと地球に潤いと彩りを"をビジョンに掲げ、従業員の多様な個性を活かしたお客様中心の経営を行っています。このビジョンは、カスタマーハラスメントへの対応にも表れており、より安全で快適なビジネス環境を構築するための努力を続けています。社員の安心が確保されることで、より良い客様サービスを提供することが期待されます。
未来への展望
採用された基本方針を基に、カスタマーハラスメントへの意識がさらに高まり、従業員の安心・安全が確保されていくことが望まれます。同社は今後も、社員とお客様の両方にとって最適な環境を創出するために、さまざまな施策を実施していくことを約束しています。これからの動向に注目が必要です。
会社概要
1927年に「樫山商店」として創業し、現在はファッションやウェルネス、コーポレートデザインの3つの事業を展開する株式会社オンワードホールディングス。地球と共生する生活文化創造企業として、顧客中心の経営を強化し、より豊かで多彩な生活づくりへの貢献を目指しています。
- - 設立:1947年9月4日
- - 代表者:代表取締役社長 保元 道宣
- - 本社所在地:東京都中央区日本橋3丁目10番5号
- - 公式ウェブサイト:オンワードホールディングス