キリンビール工場で睡眠改善プログラム導入！交替制勤務の睡眠課題解決へ

キリンビール、工場従業員の睡眠改善へ！ユーフォリア社のプログラム導入

キリンビール株式会社は、3交替勤務で働く従業員の睡眠課題解決に向け、ユーフォリア社の「睡眠改善プログラム」を導入することを発表しました。このプログラムは、キリンホールディングスが投資するスポーツテック企業ユーフォリア社が開発したもので、アスリート向けに培った科学的知見を活かして働く人の健康管理を支援するものです。

交替制勤務は、睡眠不足や疲労、集中力低下など、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。キリンビールは、従業員の健康と安全を確保するため、睡眠改善プログラムを通して従業員の睡眠習慣改善をサポートし、より働きやすい環境作りを目指しています。

睡眠改善プログラムの内容

今回のプログラムでは、以下の3つの取り組みを実施します。

1. 睡眠セミナーの実施: 睡眠の専門家によるオンラインセミナーで、睡眠とパフォーマンスの関係性や質の高い睡眠のための生活習慣について学びます。
2. 睡眠状態の可視化: アンケート形式で従業員の睡眠状態を評価し、睡眠の質を数値化することで、現状を把握します。
3. ルーチェグラスの使用: メガネ型デバイス「ルーチェグラス」を従業員に貸与し、出社時に着用することで生活習慣の改善をサポートします。ルーチェグラスは、電制コムテック株式会社が開発したウェアラブル型の高照度光照射装置で、大学との共同研究でその効果が実証されています。

ルーチェグラスによる光と生活リズムの改善

ルーチェグラスは、太陽光に近い光を照射することで、体内時計のリセットを促し、生活リズムを整える効果が期待されています。睡眠指導士上級の田上さやか氏は、「人はしっかり日光を浴びることで、体内時計がリセットされ、生活リズムを整えることができます」と述べています。

ユーフォリア社の取り組み

ユーフォリア社は、アスリート向けのコンディション管理システム「ONE TAP SPORTS」の開発・提供や、スクール運営のDXプラットフォーム「Sgrum」の開発・提供など、様々な事業を行っています。これらの事業で培ってきたノウハウを活かし、企業のビジネス課題解決にも力を入れており、今回のキリンビールとの取り組みはその一例です。