マウザー、LittelfuseのTTape™分散型温度監視デバイスを導入
マウザー・エレクトロニクスは、アメリカのLittelfuse社が開発したTTape™分散型温度監視デバイス(DTMD)の取り扱いを開始しました。この製品は、主にリチウムイオン電池パックの安全性向上を目的としており、自動車や電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、さらには産業用途においても幅広く活用されることを期待されています。
TTape™分散型温度監視デバイスの特長
TTape™は、バッテリーセル間の温度変化を高精度で検出するために特別に設計されており、リアルタイムでのデータ提供を可能にしています。これにより、熱暴走や火災、さらには爆発のリスクを早期に察知し、防ぐことができます。また、このデバイスはホットスポットと呼ばれる温度が異常に高くなる場所を特定する能力を持ち、迅速な対応が求められる場面での有効性が期待されます。
さらに、TTape™は複数のセルや広範囲の温度監視が可能で、単一のマイクロ・コントローラ(MCU)を通じて過熱時にはMCUをスリープモードから自動的に復帰させることができます。また、既存のバッテリーマネジメントシステム(BMS)との互換性もあり、システム全体の改造なしに導入できるのが特長です。
簡単な取り付けと迅速な警告
TTape™は感圧接着剤を用いており、キャリブレーションや温度に関する特別なルックアップ・テーブルを必要とせずに、簡単かつ迅速に取り付けることができます。さらに、応答時間は1秒未満で、熱暴走の兆候が見え始めた際には即座に警報を発する仕組みとなっており、早期対応が可能です。
TTape™の詳細な情報
TTape™分散型温度監視デバイスの詳細な情報は、
ここから入手できます。また、リチウムイオン電池パックの安全性向上に関連する話題は、マウザーのブログ「New Tech Tuesday」でも取り上げられており、さらなる知識を得ることができます。こちらのブログ記事もぜひチェックしてみてください。
ブログ記事のリンク
マウザー・エレクトロニクスとは
マウザー・エレクトロニクスは、世界中の電子設計技術者やバイヤーに向けて、最新の半導体や電子部品、産業用オートメーション製品を取り扱う正規代理店です。同社は、1,200以上のブランドから500万点以上の製品を提供しており、28カ国に支援拠点を設け、地元の言語や時間帯に配慮したカスタマーサポートを行っています。さらなる詳しい情報は、
マウザーのウェブサイトを訪れて確認できます。
Littelfuseの企業理念
Littelfuse社は、産業用テクノロジーメーカーとして、持続可能で安全な世界の実現に向けて、革新性と信頼性の高いソリューションを提供しています。世界各国でエンドユーザーに利用されており、その製品は産業、輸送、エレクトロニクス分野など、多様な領域で役立ています。Littelfuseに関する詳しい情報は、同社の公式ウェブサイトで確認可能です。
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