オンラインでの発達支援「へやすぽアシスト」が学会で研究成果を発表!
運動とテクノロジーを駆使した発達支援サービス「へやすぽアシスト」を展開するPAPAMO株式会社が、2025年12月20日〜21日に開催された「第12回日本小児理学療法学会学術大会」において、オンラインでの発達支援に関する2つの研究演題を発表しました。これらの研究結果は、子どもたちの運動機能の向上に寄与する可能性があり、その意義は大きいとされています。
学会での研究発表内容
ポスター発表
- - 演題名: 児童発達支援事業所への遠隔での縄跳び運動プログラム提供による児童への影響:症例集積研究
- - 演者: 堂面 勝哉、後藤 颯人、脇 遼太朗、加藤 愛理、他
- - 所属: PAPAMO株式会社、福島県立医科大学、株式会社ハンズオン KIDSYELLなど
ポスター発表
- - 演題名: オンライン運動支援を受ける児童の縄跳び達成状況と診断の有無による違いの検討
- - 演者: 廣澤 健太、後藤 颯人、脇 遼太朗、加藤 愛理、他
- - 所属: PAPAMO株式会社、福島県立医科大学
この学会では、小児理学療法に関わる専門家や研究者が集まり、最新の知見を共有し合います。「子どもとご家族の生活と希望に基づいた楽しい小児理学療法」というテーマのもと、今年も多くの活発な意見交換が行われました。「へやすぽアシスト」の研究結果も多くの関心を集め、質疑応答を通じて建設的な議論が交わされました。
発表の重要性
近年、発達に課題を抱える子どもたちが増加している一方で、児童発達支援事業所における専門職の配置が不十分なケースが多く見受けられます。そのため、子どもたちが必要とする運動支援が提供されていないことも課題とされています。本研究は、オンライン環境においても専門性を活かした運動支援が可能であることを示すものであり、家庭や事業所と専門職を結ぶ新たな支援の形を提案しています。
発表者の見解
ポスター発表での筆頭演者であり、PAPAMO株式会社の代表コーチ・理学療法士である堂面勝哉氏は、児童発達支援事業所運営の株式会社ハンズオン KIDSYELLの協力を得て実施した研究の重要性を強調しています。研究結果として約半数の参加者において運動機能の変化が見られたことから、今後もさらなる検証を進めていく意向を示しています。
また、作業療法士の廣澤健太氏は、オンライン介入による縄跳び動作への影響を調査した際に、生まれた新たな疑問を指摘し、今後の研究への期待を寄せました。特に、診断の有無による縄跳びの上達過程の違いを検討することは、今後の理学療法において重要なテーマであると述べています。
今後の展望
PAPAMOでは引き続き、オンライン運動支援のデータを蓄積し、エビデンスに基づく質の高い支援を展開することを目指します。様々な専門職や研究機関と連携し、個々の子どもに合った支援体制を整えていく予定です。
結論
「へやすぽアシスト」は、テクノロジーを活かした発達支援の未来を切り開くサービスであり、今後の学問的な進展とともに、より多くの子どもたちに必要な支援が届く社会の実現が期待されています。