公民連携による「泉佐野ローカルインターン」の実施
2024年9月19日(木)、泉佐野市で行われた「泉佐野ローカルインターン」において、明治大学の学生たちが地域との連携を深めるためのフィールドワークを行いました。このプログラムは、単なるインターンシップに留まらず、学生たちに地域の魅力を再発見させることを目指しており、非常に意義深いものがあります。
空き地活用のフィールドワーク
学生たちは、株式会社情報都市が所有する南海本線泉佐野駅近くの遊休地を活用するアイデアを模索しました。泉佐野市は関西国際空港があり、空港関連産業が栄えているため、土地活用の需要が高まると予想されています。このような背景の中、学生たちの柔軟な発想で地域に新しい風を吹き込むことを期待して企画されたのです。
フィールドワークの内容
フィールドワークでは、まず泉佐野市の特性、不動産市場の状況、空き家の概念についての解説が行われました。続いて、土地活用に関する面積や建築条件、法規制についても説明がありました。その後、参加者は2つのグループに分かれて具体的な提案を考えるグループワークに入りました。
提案内容の発表
各グループは、観光客だけでなく地元の住民向けの複合施設として、レストランやホテル、温泉などを提案。さらに、地域のつながりを深めるための古民家サウナなどのアイデアも飛び出しました。限られた時間内で具体的且つ地域性を生かした魅力的なアイデアが発表され、情報都市のメンバーにとっても参考となる内容でした。
学生と地域の交流
泉佐野市の皆さん、そして明治大学の学生さんにとって、このインターンシップは非常に貴重な体験であったことは間違いありません。地域問題を共に考え、解決策を模索する交流の場として、今後もこのような取り組みが広まることが期待されます。
株式会社情報都市の取り組み
株式会社情報都市は、1986年創業以来、泉州地域の総合不動産事業を展開。関西空港やりんくうタウンの発展に寄与しつつ、地域に根ざした活用策を提案しています。 特に、UR都市機構から購入した佐野湊団地の入居率を58%から95%以上とし、300戸以上の賃貸住宅を提供することで、地域住民の生活を支えています。これからも、人口減少や空き家問題の解決へ向けた活動が期待されています。