HEM Pharma Japan、腸内マイクロバイオームを基盤にした新サービスを展開

HEM Pharma Japanの新たな挑戦

韓国のバイオベンチャー企業であるHEM Pharmaが、ついに日本法人を設立しました。この新しい会社、HEM Pharma Japanは、腸内マイクロバイオームに特化した科学的アプローチで、パーソナライズド・ヘルスケアサービスを提供することを目指しています。

日本法人の設立とオープニングセレモニー

2025年5月21日、HEM Pharma Japanの渋谷オフィスにてオープニングセレモニーが開催されました。昨今、腸内環境の重要性が叫ばれる中、HEM Pharmaは、新しい時代の健康管理を提案する準備を整えています。代表取締役のチヨセフ氏は、「日本市場での可能性を信じて、個々の健康を向上させるソリューションを提供していきます」と意気込みを語っています。

特許技術PMASとその意義

HEM Pharmaが持つ特許技術PMAS（Personalized Pharmaceutical Metal-Analytical Screening）は、腸内マイクロバイオームのシミュレーションを行うことで、個々のニーズに応じたカスタマイズされたヘルスケアサービスを可能にします。この技術を活用することで、疾患バイオマーカーの検証や、特定疾患に対応した動物モデルの設計が行われ、最終的には医薬品の製造や微生物の安全性評価を実現しています。

データ収集と個別化サービス提供

HEM Pharma Japanは、2022年5月より腸内マイクロバイオームのデータ収集を開始しました。現在、約90,402件のサンプルデータを保有しており、これを基に、より精度の高い個別化分析を行います。また、検査結果に基づく生活改善アドバイスについては、日本人の管理栄養士を迎え、より細やかなコンサルティングサービスを提供する予定です。