Activaid新機能
2019-09-11 10:01:22
患者支援プラットフォーム「Activaid」が臨床試験マッチング機能を発表
「Activaid」が新たな臨床試験マッチング機能をリリース
患者向けソーシャルデータプラットフォーム「Activaid」が、最新の機能として臨床試験のマッチングシステムを導入しました。この新機能により、患者は従来の受け身な参加から一歩踏み出し、自らの疾患に基づいた選択肢を考えることが可能になります。
臨床試験マッチング機能の背景
これまで患者が臨床試験に参加する際、多くの課題がありました。主治医が臨床試験についての情報を持っていなかったり、自身で情報を検索する場合でも、その解釈には限界が伴うため、試験の選択肢が制限されがちでした。「Activaid」は、患者の報告に基づくデータを集め、得られた情報を活用して、ユーザーに対して各臨床試験の候補を提示するという新たなアプローチを取ります。
新機能の特徴
新機能は、各患者にとって参加可能な臨床試験をマッチングし、その内容を分かりやすく表示します。これにより、患者は自身の病気だけでなく、最新の治療法や試験の選択肢を積極的に考えることができるようになります。さらに、製薬企業や研究者も「Activaid」を通じて、必要な情報を得たり、臨床試験参加者を募集したりすることが容易になります。これは、新薬開発における重要なステップをサポートするものです。
「Activaid」の成り立ちと今後の展開
「Activaid」は、慢性疾患を持つ患者同士が支え合いながら病気を管理し、新しい治療法に貢献することを目的としたプラットフォームです。初めにIBD(潰瘍性大腸炎やクローン病)への対応が開始され、2019年2月からベータ版が提供されています。すでに約24,000件以上のデータが蓄積されており、ユーザー同士での主観的データの共有が進められています。
代表取締役のコメント
「Activaid」の代表取締役である長谷部氏は、この新機能が「人々が医療の発展に参加できる未来を作る」という理念を具体化したものであり、患者にとって臨床試験参加の機会を増やすとともに、より早く治療法の開発が進むことに期待を寄せています。
会社情報
- 会社名
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Activaid株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-6-1Inspired Lab
- 電話番号
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