JR九州とHUE Asset
2025-05-27 13:23:25

JR九州が新リース会計基準に対応、HUE Assetを採用した理由とは

JR九州が新リース会計基準対応のためHUE Assetを導入



九州旅客鉄道株式会社(JR九州)は、固定資産およびリース管理の新しいシステムとして、株式会社ワークスアプリケーションズ(以下WAP)の「HUE Asset」を採用することを決定しました。この選定は、JR九州が新たに施行されるリース会計基準に適応するために行われ、特に既存のシステムとの連携が容易である点や、貸手およびサブリース機能が標準で備わっていることが評価されました。

JR九州は、鉄道業界のみならず、不動産や小売業など多角的に事業を展開する企業です。このため、リース管理においては数多くの課題があります。特に不動産や動産の賃貸借契約が多く、新リース会計基準の影響を大きく受ける立場です。グループ内での物件の賃貸借も多く、サブリース契約に関連する処理の変更が避けられない状況です。従来の内製システムにはリース管理機能が欠如しており、基準対応にあたっては改修が難しい状態でした。

その結果、JR九州は専用システムの導入を検討し、最終的にHUE Assetを選定する運びとなりました。システムの導入にあたっては、特に一貫性のある機能が評価されたとのことです。

新基準対応の効果と期待されるメリット



HUE Assetは、借手機能に加えて、業種が多岐にわたる企業に必須の貸手・サブリース機能を標準で搭載しています。この機能によって、JR九州の新リース会計基準への対応負担は大幅に軽減される見込みです。加えて、これらの機能は無償でのバージョンアップの範囲内で提供されるため、将来の法改正に際しても追加の費用が発生せず、長期的な運用コストの削減も期待されています。

JR九州 財務部の足立剛志主査は、「私たちの企業は多岐にわたる事業を行っており、グループ内での賃貸借契約も多いため、新リース会計基準への対応は急務でした。HUE Assetは必要な機能があらかじめ備わっており、将来の法改正にも対応可能で、既存システムとのスムーズな連携が実現できる点が導入の決め手となりました」とコメントしています。

HUEの信頼性と導入実績



HUEは、日本の主要企業向けに開発された国産ERPであり、その柔軟性と機能の多様性により、多くの企業から高い評価を受けてきました。6700以上の標準機能を備え、97%のフィット率を誇ります。また、2200社以上の企業に既に導入されており、信頼性からその人気が伺えます。この実績は、HUEの評価の根底にあります。

ワークスアプリケーションは1996年に設立されたERPパッケージベンダーであり、ノーカスタマイズや無償のバージョンアップ、革新的なソリューション提供を行っています。「作業」を「創造」に変えることで、企業と個人の価値を最大限に引き出すことを目指しています。

HUE Assetは、今回のJR九州の選定を契機に、より幅広い業種での活用が期待されます。将来的には、固定資産に関するパッケージ製品の活用を進めることで、さらなるシステムの拡張が見込まれています。

まとめ



JR九州の決断は、リース会計基準への適応が求められる多業種展開企業にとって、他の企業にも重要な示唆を与えるものです。HUE Assetの利点を活かし、今後も安定的かつ効率的に事業を進めることが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社ワークスアプリケーションズ
住所
東京都千代田区麹町一丁目12番地1住友不動産ふくおか半蔵門ビル 7階
電話番号
03-3512-1400

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