日本初の女性活躍促進PEファンド、Dears CAPITALが始動

日本初の女性活躍促進PEファンド『Dears CAPITAL』が始動

日本で初めて、女性の活躍を推進することを目的としたプライベート・エクイティ（PE）ファンド、株式会社Dears CAPITALの『Dears CAPITAL 1st投資事業有限責任組合』が2025年4月1日に設立され、ファーストクローズを迎えました。このファンドは、特に中小企業に焦点を当て、「人」を中心に企業の潜在力を引き出すことを目指しています。

ファンドのコンセプトと設立の背景

Dears CAPITALは、日本が直面する少子高齢化や労働力不足、地域経済の衰退といった課題に真剣に向き合います。特に中小企業における人材の確保・育成は急務であり、このファンドは女性の活躍を推進することを軸に、多様な人材が活躍できる環境の整備を重視しています。

本ファンドには、国内外の機関投資家や企業からの参加があり、ファンドの総額は最終的に150億円を見込んでいます。参加者は、Dears CAPITALの理念に共感した方々であり、企業価値の向上と持続的成長を目指しています。

新しいPEファンドの取り組み

Dears CAPITALでは、大手PEファンドでの豊富な経験を持つメンバーが集まり、企業の経営改善やデジタルトランスフォーメーション（DX）、組織強化に向けたノウハウを活用します。株式会社ディアーズ・ブレインホールディングス（DBHD）との協力によって、「人」にフォーカスした支援を実施し、成功を収めてきた事例をもとに事業の発展に寄与します。

DBHDは従業員の7割を女性が占め、自立した働き方を重視した企業文化を持っています。『Great Place to Work』のランキングにおいて、毎年優れた職場環境を提供していることも評価されており、その取り組みは今後、Dears CAPITALが支援する中小企業も参考にすることでしょう。

今後の展望と投資対象

Dears CAPITALは今後、幅広い業種に対応したPEファンドによるバイアウト投資を展開していく予定です。サービス業、小売業、製造業などを対象として、企業の成長加速や事業承継を見据えた支援を行います。女性の活躍推進を通じて、地域の企業が持続可能な成長を遂げるためのサポートを目指します。

投資チームの紹介

尊敬される投資チームは、各分野における専門家から成り立っています。倉増銀一氏は、中小企業の事業承継で多くの成功を収めるパートナーであり、小岸弘和氏はDBHDの代表として業界を牽引しています。鈴木絵里子氏や鈴木絢子氏など、各メンバーが持つ経験と専門知識が、Dears CAPITALの理念に則った最適な企業支援に活かされています。