ぬっく、男子自立援助ホーム開設
2023-12-20 11:14:47
居場所のない男子中学生・高校生を支援!NPO法人子どもセンターぬっくが男子専用自立援助ホームを開設
居場所のない子どもたちへの温かい支援:子どもセンターぬっくの挑戦
家庭の事情や様々な困難を抱え、居場所を失った子どもたち。そんな子どもたちを支えるNPO法人子どもセンターぬっくが、新たな一歩を踏み出しました。2023年12月1日、大阪府堺市に男子専用の自立援助ホーム「Ma-Co」を開設したのです。
「Ma-Co」:新たな希望の光
「Ma-Co」は、15歳から20歳までの男子6名を対象とした自立援助ホームです。個室が用意され、家具や家電は企業からの寄付や助成金で購入。プライバシーを確保しながら、安心して生活できる環境が整えられています。共用スペースも設けられ、入居者同士やスタッフとの交流を促進。心温まるコミュニケーションの場を提供することで、居場所の喪失による心の傷を癒やし、社会への再出発を後押しします。
多様な困難に寄り添う支援体制
「Ma-Co」では、単に生活の場を提供するだけでなく、子どもたちの自立に向けた包括的な支援体制が構築されています。常駐するスタッフが24時間体制でサポート。弁護士(コタン)や児童相談所のケースワーカーとも連携し、個々の状況に合わせたきめ細やかな支援を提供します。
虐待や貧困、非行など、子どもたちが抱える問題は多岐にわたります。中には、スマホを手放したくない、共同生活が難しいといった理由で、従来の支援を拒否するケースも増加しています。「Ma-Co」は、そうした子どもたちのニーズにも柔軟に対応できるよう、個別の状況を丁寧に把握し、寄り添った支援を心がけています。
制度の隙間を埋める存在
日本の社会制度には、18歳を過ぎた子どもたちへの支援が不足しているという課題があります。高校中退後や、高等教育への進学が困難な状況にある子どもたちは、行き場を失いがちです。ぬっくは、そうした制度の隙間を埋め、子どもたちが安心して生活し、自立を目指せるよう、強力なサポートを提供することで社会貢献に大きく貢献しています。
子どもセンターぬっくのこれまでの歩み
2015年の設立以来、子どもセンターぬっくは、子どもシェルター「ぬっくハウス」や女子専用の自立援助ホーム「Re-Co」を運営し、これまでに183名の子どもたちの自立を支援してきました。無料の電話相談事業も展開し、多くの相談を受け付けています。今回の「Ma-Co」開設は、その取り組みの更なる拡充であり、居場所のない子どもたちへの支援を強化する重要な一歩となります。
未来への展望
「Ma-Co」の開設は、子どもセンターぬっくの尽力と、地域社会の温かい支援によって実現しました。今後も、子どもたちの自立支援に積極的に取り組み、より多くの笑顔を生み出していくことを期待します。
企業や団体からの寄付、ボランティア活動の協力など、地域社会全体で子どもたちを支える体制づくりが、より一層重要となっています。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人子どもセンターぬっく
- 住所
- 大阪府大阪市北区西天満4丁目1番4号第三大阪弁護士ビル503号
- 電話番号
-
06-6355-4648