人気のかたぬき絵本
2024-09-12 17:38:07

赤ちゃんから幼児まで楽しめる『かたぬきえほん』シリーズが300万部突破

赤ちゃんから幼児まで楽しめる『かたぬきえほん』シリーズが300万部突破



最近、株式会社ポプラ社が出版する『これなあに?かたぬきえほん』シリーズが、驚くべきペースで累計300万部を超えるという発表をしました。これは児童書としては異例の事態であり、多くの家庭に親しまれている証と言えるでしょう。

この絵本シリーズは2006年にスタートし、最初の作品は『どうぶついろいろかくれんぼ』です。その後も「のりものいろいろかくれんぼ」など、現在までに全16冊が刊行されています。最新の絵本は2024年7月に発売された『いろんなかたちかくれんぼ』で、色彩と形の美しさにこだわりながら、子供たちの興味を引く内容になっています。かたぬきページをめくる姿は、まさにファーストブックに理想的です。

異例のスピードの300万部突破



このシリーズの魅力は、なんと言ってもその人気の高さです。2022年には第1作の『どうぶついろいろかくれんぼ』が100万部を突破し、日本国内の絵本の中でも特に優れた作品に贈られる「ミリオンぶっく」に選ばれました。このリストには、2005年以降に発行された絵本からたった10冊しかない中、次々と新しい本が仲間入りしているのです。

成長段階に合わせたデザインや構成が、子供たちの理解を助ける要因になっています。シンプルだけど魅力的なイラストは、子供の目にも優しく、触れたくなるような手の届く場所に置いてあげたくなるような工夫が随所に見られます。他の定番絵本と比べても、このスピードで部数を重ねたのは特筆すべきことです。

作者・いしかわこうじの思い



この絵本シリーズを手掛けるのは、いしかわこうじさん。彼は、鮮やかな色合いの中で「形」が生まれる瞬間を描くことを目指してシリーズを立ち上げました。その構想には実に7年、制作には5年もの時間がかかったとのこと。緻密に計算されたデザインに対する思いが込められています。

いしかわさんは、千葉県市川市出身で、武蔵野美術大学を卒業後、イラストレーターやペーパーわんこ作家として活躍。後にボローニャ国際絵本原画展に入選したことをきっかけに、絵本作家としての道を歩み始めました。彼の作品は多くの受賞歴があり、業界でも高く評価されています。

読者の声



『かたぬきえほん』シリーズの魅力は、何よりも親子のコミュニケーションを育む点にあります。「これはなんだろうね?」と問いかけることで、子供たちの想像力が豊かに育まれ、大人と子供の会話も盛んになります。また、英語の表記もあり、言語学習の早い段階からのサポートとしても有効です。

実際に購入した読者からは、「イラストや色使いがわかりやすく、しかけも子供が喜ぶ内容でした。上の子が下の子に読んであげるのにもぴったり」といった声や、「この本で名前を知って、いつか言えるようになればいいなと思っています」といった期待のコメントも寄せられています。

結び



『これなあに?かたぬきえほん』シリーズは、今後も赤ちゃんや幼児にとって愛され続ける定番絵本としてその地位を確立していくでしょう。
親子で楽しみながら、コミュニケーションを深めていけるシリーズなので、これからも注目が集まります。新しい世代の子供たちに、豊かな学びの場を提供していく絵本として、ぜひ手に取っていただきたい作品です。


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会社情報

会社名
株式会社ポプラ社
住所
東京都品川区西五反田3丁目5番8号JR目黒MARCビル12階
電話番号
03-5877-8101

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